旅の途中 ジャーナリストとしての私をつくった39人との出会い (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 42
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022617484

作品紹介・あらすじ

後藤田正晴と出会い「人物論」を信じなくなったこと。年々「教えること」に熱心になり忙しくなるという小澤征爾との共通点。新聞、雑誌、テレビと多方面で活躍した著者が、人生の座標軸となった個性的な面々を描きながら、自らの生き方と矜持をつづる。

感想・レビュー・書評

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  •  自伝を書いてくれと頼まれた筑紫が考えたのが,「自分と出会ってきた人とのかかわりを書くことで,自分の生きてきた一部分を示していく」というやり方だった。筑紫の言葉を借りると「他人様に読んでもらうほどのことはやっていない。それでも強いて何かを書くとすれば,自分が出会ってきた他人様のことしかないだろう―というものだった」。
    他人様との貴重な出会いを導いてくれたのは,ジャーナリストとしての指名と言うよりも,文字通り,好奇心の旺盛さのなせるわざのような気がする。多士済々な面々との出会いは,その度に筑紫の懐を大きく大きくしてくれたようだ。
    こんな本を読むと,「わたしの出会ってきた人は,どんな人だったのだろうか」と気になってくる。名前だけでも挙げてみると,少なからず,今の自分を導いてくれたことに気づくだろう。
    既に個人となった筑紫の旅の中間報告です。

  • なんと幅広い人脈なのだろう。筑紫さんのお人柄がわかります。
    どれもこれも印象深いエピソード盛りだくさんだが、特に頭に残っているのは、 豊平良顯氏の言葉。
    「一方に圧倒的な権力を持つ統治者がいて、他方に基本的な権利を奪われている被統治者がいる。その双方の言い分を平等に並べて伝えることのどこが公正なのか。圧倒的に弱い立場に新聞が立つことが、この不均衡を少しでも改めることに役立てば、それが公正というものではないか。」
    折りしもこれを読み終えた日の週刊金曜日は筑紫哲也さんの特集。

  • 新聞、雑誌、テレビと謂う3種類のメディアのなかで、であった人々。それぞれ個性的で時代を築き上げた人々。
    筑紫哲也の幅広い人間関係から、戦後の昭和から経済成長の時代そして、混乱の平成までが人との出会いと交友で語られている。
    私個人的には、氏の戦後の沖縄についての携わり方が参考に。

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