がんと死の練習帳 (朝日文庫)

著者 : 中川恵一

• 朝日新聞出版 (2013年8月7日発売)

作品紹介・あらすじ

【自然科学/医学】核家族化、病院死100％で「死の予習」ができない国、日本。寿命という時間の捉え方、人はどのように死んでいくか、がんによる死の正体など、25年間2万人と向き合った医師がわかりやすく説く、「死」が怖くなくなる考え方。

感想・レビュー・書評

[planets13さんの感想 · 2023年12月24日]

信じられるものがある場合の強さは K?bler-Ross の「<a href="http://mediamarker.net/media/0/?asin=4122037662" target="_blank">死ぬ瞬間</a>」を読むとよく解るだけに、この(死への)憂いは至極もっともだろう。加えて、嫌なもの(死)を隠蔽して考えないようにしてしまうことが、ピンピンコロリの願望を助長しているともあるのではないか。日本人には物事を自分で選び取る意志が欠如していると言われるらしいけど、こんなところにも国民性のようなものが見え隠れするものなのかも。

著者プロフィール

1960年生まれ。東京大学医学部卒業。東大医学部付属病院放射線科准教授兼放射線治療部門長。厚生労働省がん対策推進企業アクション議長。

「2023年 『人生を変える健康学　がんを学んで元気に100歳』 で使われていた紹介文から引用しています。」