紅の党 完全版 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 41
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022617798

作品紹介・あらすじ

【社会科学/政治】薄煕来の失脚を機に中国共産党の権力闘争に迫った本編は、出版後、中国で禁書になった。当局が怒りを爆発させた内容に、巨大政党幹部候補生の「天国と地獄」を描いた第4部、権力の宮殿・中南海をひもとく第5部を新たに加えた完全版。

感想・レビュー・書評

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  • 中国のあらゆる部分を支配する共産党の権力構造や腐敗などの暗部、そして近年の主要メンバーについて概括的な知識を与えてくれる一冊。新聞連載がベースになっているせいか、一つの項目ごとの記載が短くて、隙間時間に読むには適しているが、紙数の制約を感じなくもない。
    本書の元となった連載も担当した峯村健司による「十三億分の一の男」の方が、その点は柔軟で、迫力もあり、読み応えがあった。

  • 「中国」という国はやはり怪物だと感じた。「共産党」はいったいいつまで続いていくのだろう。
    力の偏りは反動という力を生み出す。

  • 習近平体制発足前後に起きた中国共産党内部の混乱を少しでも明らかにしようとした作品です。薄熙来元重慶市共産党委員会書記の事件をきっかけに、太子党、共青団、党幹部などの姿に迫ろうとしています。
    本書を読むと文化大革命を乗り越えた世代が政治の第一線に立つ時代になっていること、また文化大革命が未だに政治キャリア構築の上で影響を与えていることを再認識させられます。

    中国共産党もその実態に迫ることがかな。難しいことが伝わります。
    なぜならどうしても取材ソースがぼやけた書き方にならざるを得ないためです。
    それが真実味をもたせる一方で、どこまで信用できるのかという疑問も最後まで残ってしまいます。
    2010年代前半の中国共産党の様子を知るには手頃な作品だと思います。
    出版社、或いは元の記事が朝日新聞で掲載された内容ですが、反日的な内容とは思えませんでした。為念。

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