アイデアの接着剤 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 456
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022617897

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】ヒットとは"くっつける"ことで生まれる! アイデアはゼロからは出てくるものではない。それは既にある意外なものを「結びつける」ことによって初めて誕生する。「くまモン」アートディレクターがアイデアの発想法と実践術を説く。

感想・レビュー・書評

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  • とて良い本に出会えたと思った

    日々、色々な事に興味を持つ事 なんで?の気持ちを忘れない

    客観⇄主観 を自由に行き来できるようにする

    『井の中の蛙 大海を知らず』 一歩を踏み出す勇気
    面倒くさがらない 決めつけないこと

    『知識+知識』 アイデアのかけらはたくさんあったほうがいい 引き出しを増やして、閃くのではなく、見つけ出す事

    書ききれないほど新しい刺激をもらえた本でした!

  • くそ

  • 水野さんが実際に行っている仕事術や視点を元に、クリエイティブな発想をどう形にするかを学べる一冊です。

    「アイデアを生む」のではなく、既に集めた知識で新しい何かを作ることだとを教えてくれます。

    残念な点としては、事例が少ないこと。
    話されている定義は納得するけれど、実際にどう生かされているのかがイメージできないので、他の人にオススメするのは難しいなと思いました。

  • 以前立ち読みしたこの人の本の内容と大体同じ
    デザインやアイデアはゼロイチの魔法ではない
    知識の引き出しを増やせ ある日それを組み合わせることで生まれるアイデア
    全てを疑い、検証し、伝える

  • 【せき 私物】

  • 著者の他の作品に比べると内容は平凡に感じた。他の著書が新鮮で面白かったので特に。

  • ・アートディレクターやデザイナーは、何かを見た時に良く観察して色や形、質感の情報を頭にインプットしています。それが組み合わさった時にアイデアが生まれるんです。

     アイデアの接着剤 >> 僕(水野 学さん)は、一度だりとの「アイデアを生み出した」ことがありません。これから先も、「アイデアを生む」なんてことは、おそらくないと思っています。

     僕の仕事は、世界に無数に転がっている、アイデアのかけらとかけらを拾い集め、ぴったり合うものを、くっつけることだから。(中略)その意味で僕の仕事は、アイデアの接着剤となることです。

     そもそも「イノベーション」という言葉は、まったくゼロから何かを生み出すということではなく、すでにある意外なもの同士を結びつけ、新しい何かをつくり出すという意味だをいいます。

     良い文章を書くには語彙の豊富さが必要だと言われますが、良いデザイナーは、色や形、質感などのボキャブラリーが豊富なので、無数の組み合わせの中から質の高い結合を発見することができるのです。

     私たちは、消費者の側にいる時、新しい情報を自分が知っていることと照らし合わせて理解しようとするのだと思います。ですから。受け手に既視感を与えるプロモーション活動(すでにある意外なもの同士がを結びつけ)が有効なのかもしれませんね。

     イノベーションって、ニーズと技術の接点で起きるのだと思います。ですからクリエイティブに携わる人は、いつも「できたらいいな」と思うことをイメージし続け、それを実現するための、手段を捜し続けているのだと思います。

  • デザインの目的は何かをよくすること。
    その為の発想法、仕事の仕方など、著者が実践していることを紹介。

    デザイン関係の仕事でなくても、幅広く活かせる内容。

  • ・「イノベーション」という言葉は、まったくゼロから何かを生み出すということではなく、すでにある意外なもの同士を結びつけ、新しい何かを作り出すという意味

    ・流行は「衣食住」の順に広まる。
     たとえばモロッコ風ファッションが流行ったら、ついでモロッコの食が流行りだし、やがてインテリアにも取り入れられていく。

    ・インテリアは春に開かれる「ミラノサローネ」が源流。
     ここを起点として、「とがった雑誌」→「雑誌」→「テレビ」→「ブーム終息」と移り変わる。

  • 人と人。主観と客観を持って、客観で仕事を行う。
    疑うx知るx伝える=考える
    とにかく知識のインプット

  • イノベーションは既存のものとものの組み合わせだと言われるが、それを具体的に書いてある一冊。
    仕事と遊びの境界のない人で、わたしのワークスタイルに似ていてちょっと嬉しい(笑)

  • アイデアは必要だよな。どうやって生み出すんだろ。
    デザイナー、アートディレクターとか自分とはかけかけかけ離れてるな。

    そんなことを思ってたところ、いやよく思うんだけど、たまにはビジネスっぽいのも読んでみようかなと。

    印象に残ったのは、「商品を擬人化する」ということ。
    色んな物やらことやらを「擬人化」して売る手法は多いけど、「商品」を擬人化したらそのキャラに合うイメージやコンセプトや切り口を考えることで、現実感や臨場感が出るんだろう。
    確かに人に言葉で伝える際も、ストーリーやリアルな感覚があったほうが伝わるよなぁ。

    読んでみた。手に取った。だけでも、「興味を持ち続けてる」ことになんのかなぁ。だったらもっと色々読んで吸収して、自分の物に組み合わせ組み上げ組み立てられる用にがんばろ。

  • 具体的な発想法の本かと思っていたら、仕事をするうえでの心構えや対象の捉え方といった、もう一段階上のレベルの根本的な内容がメインだった。大義をもって仕事しようという意見に気が引き締まる。実践的なところでは、プロジェクトに自分なりのタイトルを付けること、アイデアのかけらは言葉でどんどん記録する(イメージより余白がありゆるいから)、という点になるほどと思った。

  • サクッと読めました

  • ほんの一時間で読める。行き詰ったときに読むと少し楽に、心と身体が柔らかくなって大変よい。「それが社会をどう良くするのか?」という視点は、本当に「言うが易し、行うなうが難し」であるが。

  • 筆者はセンスがある人なんだろうなぁ。
    文章や話の流れがあまりに"感覚的"で、私の中にはスッと入ってこなかった。

  • アイディアを生み出すためにどうするか。自分のおこなっていることとそんなに違わないと思う一方、ここまで徹底していないなと思う。さすが、DocomoのiDからクマモンまで、幅の広いデザインをしているだけのことはある。

  • クリエイティブな仕事における具体的な発想法の事例というよりも、柔軟なアウトプットができるビジネスパーソンになるための心得がわかりやすくまとめられています。

    今まではどんなふうに作っていたか?
    どう直せば上司にOKがもらえるか?
    そんなことばかり考えて
    目的から逆算した主体的な行動が起こせないタイプの新人クンの教育用に最適な1冊。

  • 久しぶりに小説じゃない本を読んだ。以前、情熱大陸で取り上げられるまで正直な話お名前を存じ上げなかったのですが、仕事の仕方とか考え方が自分好みだったので気になっておりました。
    読んでみたら、カンブリア宮殿とかで取り上げられてた施策とかキャンペーンで水野さんが手掛けてる物がいくつかあってますますファンに。
    全ては真似出来ないと思うけど良い影響が受けれればいいなぁ、と思えるそんな本でした。
    これはオフィスにおいてたまに読み返そう。

  • クリエイティブな仕事ではないけど、「人と人」に書かれていることは役に立つ。

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著者プロフィール

水野 学:クリエイティブディレクター/クリエイティブコンサルタント/good design company代表。1972年東京生まれ。1996年多摩美術大学デザイン学科グラフィックデザイン専攻卒業。パブロプロダクション、ドラフトを経て、1998年good design company設立。ゼロからのブランドづくりをはじめ、ロゴ制作、商品企画、パッケージデザイン、インテリアデザイン、コンサルティングまでをトータルに手がける。主な仕事に、NTTドコモ「i D」、相鉄グループ「ブランドアッププロジェクト」、熊本県キャラクター「くまモン」、「中川政七商店」ほか。自ら企画運営するブランド『THE』ではクリエイティブディレクションを担当。主な受賞に、London International Awards(Gold、Silver)、The One Show(Gold、Silver、Bronse)、D&AD賞(Silver、Bronze) CLIO Awards(Silver、Bronze)、朝日広告賞部門賞、毎日広告デザイン賞部門賞、日経広告部門賞、JAGDA新人賞など。

「2018年 『アイデア特別編集 good design company 1998-2018』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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