考え方のコツ (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 546
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618122

作品紹介・あらすじ

仕事の最大の目的は社会の発展に寄与すること。そのためには「知ること」より「考えること」を"自分自身の新しい学び"として体得することが重要である。著者のキャリアをベースに、日々の仕事と生活に、変化と成長をもたらす35のコツを説く。『暮しの手帖』編集長が説く「仕事」と生活の指南書。

感想・レビュー・書評

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  • 考える上での『時間』の作り方。
    考えるという行為は『ながら』では良いアイディアは浮かばない。
    時間の使い方・体の整え方・人との付き合い方。

    彼のワールド満載です。
    弥太郎さんの著書を見て思うのは、ストイックで厳しい人だなということ。

    全部は真似できないから、できそうなことから始めてみよう。

  • 松浦弥太郎さんの言葉は柔らかくすっと心に入ってきます。この本も、こうしてみようという事がたくさんでした。ネガティブに傾きがちな自分なので、「いつも幸せな自分だと考える」ことを心に留めて、感情をコントロールしようと思います。まずはここから始めます。何度でも読んで、少しずつでも実行します。

  • 『暮しの手帖』の編集長である著者が見出したアイデア術、仕事術についてつらつらと書かれている本です。本書全体に通底して「自分の頭で考え抜くことの大事さ」という著者のメッセージが込められています。「知識が思考の邪魔をする」とも言っており、なまじ聞きかじった知識で物事を判断せず、自分できちんと検証しなければならないと言っています。この下り、ショーペンハウアーの『読書について』でも同様のことが書かれていたことを思い出しました。孔子先生も「学びて思わざれば則ち罔し」なんて言葉を残していますね。仕事や日々の生活を送る上で見習うべき姿勢が多く書かれています。

  • 仕事とはこなしたりスピードアップさせたり追いかけたりするものではなく、日々質を高く楽しく無理をせず続けられる自分のフォームを作るもの。こうあるべきという理想を追うのではなく、自分が自分らしく仕事をするための働き方を、それぞれが工夫し発見し環境と調和を図りながら磨いていくこと。量よりも質が大切。常に前向きで未来志向であることはとても大切。そのためには、知ることよりも考えることをしなければならない。なんでも知っている人ではなく、なんでも考える人になる。1日2回。午前中と午後に「考える時間」を確保する。


  • 面白いと思ったポイントをピックアップ。

    思考術
    ■一日2回、考えるだけの時間を取る。紙に書き出す。午後は午前のアイディアの検証。検索することで考えたフリをしない。
    ■A案B案2つ。そのあとふたつを叩きにしてC案。優れた案はシンプルである。これが出るまではひとり作業。
    ■C案を人に話してブラッシュアップ。
    ■企画は叩きでは見せず、完成させてから見せる。5w2h。最後のhはHOW much.
    ■行き詰まったら。歩く。人混みを眺める(仕事は社会との関わりなので)。自然の中に行く。


    想像術
    ■アイディアを、動物や食べ物に例えてみる。
    ■端的に言うと、超詳しく言うとなど、両局の伝えかたを考える。
    ■自分の都合ではなく、自分が◯◯だったらと考える
    ■一番の敵のコメントをイメージする
    ■必要な習慣その1観察する。そのあとを予測する。
    ■その2規則正しい生活。早寝早起き、腹6分目、運動、休息。

    コミュニケーション術
    ■一日100回ありがとうと言う
    ■いつも幸せな自分でいる。
    ■8勝7敗を目指す。ついているときはあえて負けて、大勝ちを避ける

    時間術
    ■(個人的解釈では)7つの習慣のやり方を、本業にも持ち込む
    ■本日のDOは1枚のカードにまとめてポケットに入れておく

    グローバル術
    ■3つの言語を学ぶこと。その際お金はケチってはいけない。

  • 松浦弥太郎の仕事術』(未読)の続編。よい仕事をするために著者自身がこだわっている事柄を,仕事・想像・コミュニケーション・時間管理・グローバリズムの観点から述べる。調べて知識を蓄えることよりも自分自身の経験を元にして考えること・想像することが大切。「いつも幸せな自分でいること」が要であるコミュニケーション術は,いかにも雑誌編集者らしい内容(柳に風とでもいうか。人脈を深めるためには一人の時間を大切にすべしという逆説)。技術や体力には限界があるが,集中力の濃度は無限に高めることができる,とも。アイデアの彫琢への視点は5W2H,2つめのHはHow much(いくらでやるか)。

  • *午前と午後に考える時間をつくる。
    *知らないことを調べない。
    *思考を書くことで、視覚化する。
    紙に書き出し、頭の中をビジュアル化する。
    *一考二案を基本とする。
    先にいる人を幸せにするためのアイデアを追求する。
    *どんなに稚拙であろうと、自分自身のオリジナルのアイデアを信じる。
    *誰が、何を、いつ、どこで、何故、どのように、いくらで。を満たすアイデアを出す。
    *悩んだら歩いてみる。
    観察、経験、実感という行動がアイデアの行き詰まりを打開する。
    *未完成なものを人と共有しないことを自分のルールにする。
    *想像力は先々を見通そうとすること。
    *物事の核心よりもその周辺部にあるものをよく見て思考する。
    *真逆の説明をいくつか想像すれば、本質が見えてくる。
    *自分がこうだから、ではなく、もし自分だったら。と仮想して行動する。
    *人を幸せにすれば、その仕事には必ず利益が生まれる。
    *自分について正しい評価をしてくれるのは、自分に対して批判的な人である。
    *観察することで想像力を鍛える。
    *想像力のベースになるものは良き生活習慣。
    著者は早寝早起き、腹6分目、運動、休息を心がけているとのこと。
    イマジネーションの果てにクリエーションがある。
    *目の前のことにしっかり向き合い、流れに身を任せる。

    *コミュニケーションの基本はいつも幸せな自分でいること。
    いつも幸せな自分だと考えることで感情をコントロールする。
    *どんな人にも、いつも礼儀正しく、同じ態度で接する。
    *コミュニケーションの反射神経を鍛える。
    *反論しない。というセオリー。
    コミュニケーションでは人の欠点を一切気にしない。いい所だけ注目する。
    *求められない意見は言わない。
    *お願いごとの心得
    相手の状況をありったけの想像力を働かせてタイミングを計る。
    相手のメリットを考える。
    入念な準備をする。
    負けると思うケンカをしない。と同じで断られないお願いごとしかしない。
    *嫉妬は成功の敵
    嫉妬を遠ざける大道はどんな人にも感謝すること。
    皆に与えること。
    *人脈の有無は、社会にどれだけ信用されているか。で決まる。
    *自分が人と人をつなぐハブになる。

    *時間にはお金と同様、消費、投資、浪費がある。
    *やるべきこと、やりたいこと、欲しいものは全てリスト化する。
    著者はTODAY WEEKLY MONTHLY SEASON の4つの時間割を持っている。
    *いい仕事をするには、リラックスと集中をうまく配分する。
    *毎日変わらない当たり前の仕事を断続することが、仕事の質を高める一番の近道。
    *仕事において、どんな立場にいても常に経営者意識を持つ。
    *学ぶためには投資が必要。

    参考になる考え方が満ちている。
    本書を読んで、何事も王道はないと再認識させられた。

  • 機械的に情報を横流ししたりつまみ食いしたりしても駄目。考え尽くして内面から出てくるような、オリジナリティが必要だということ。

  • 松浦弥太郎の仕事術の続編.
    ・求められない意見はいわない.
    ・メンバーではなくプレイヤーとして働く
    ・時間にはお金同様に「消費」「投資」「浪費」がある.
    ・一考二案を基本とする

  • 僕の中では考える=何か答えを出すとこまでだと思ってましたがこの本にあった考え方を実践すればその答えの内容も変わってくる気がしました。
    何かしながら考えるというのは無理なことで1日に2回、1時間ずつ考えるだけの時間が必要だということです。
    白い紙にアイデアや思い浮かんだことを書いていく。
    何かしてる時にひらめいたりすることもあるかもしれませんがそういう時に思いつくアイデアは脆いということです。
    知識を捨てることの大切さにも触れてました。
    最近は本を前より読むことが多くなったり、iPhoneやパソコンですぐに情報が入るので知識が増えてると思います。
    人と話しててもたまにそれってこういうことやろと自分の中で思って聞いてて、ちゃんと聞いてない時ありますけどその時って知識が邪魔してますよね。
    知識が豊富になった時に人は自分で考えたと思ってしまいます。
    その時に自分のアイデアだと勘違いしてしまう。
    それが危険だということです。
    知識が増え過ぎたらどんどん捨てることも大切ですね。
    この本よかったです。
    わかってること多いけどそのわかってることを1つ1つ実践できそうに書いてます。
    僕も含め考えながら何かしてしまって何してたかわからなくなってしまう人にはオススメです。

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著者プロフィール

エッセイスト。元『暮らしの手帳』編集長。

「2018年 『ご機嫌な習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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