漂流老人ホームレス社会 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
3.93
  • (5)
  • (4)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 67
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618320

作品紹介・あらすじ

【社会科学/社会科学総記】ホームレスのありのままの姿。社会からドロップアウトした人だけでなく、精神病疾患や障がいを持つ方たちにも焦点をあてる。うつ病、DV、派遣切り、認知症……。20年以上、ホームレス支援を続ける精神科医が現場の現実を活写する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 《ホームレスは単なるハウスレスではない》
    ホームレスの人達はホームレスを止めたいか?止めたいに決まってると思う人は考えさせられる一冊。
    健康、仕事、家を失った人は「ハウスレス」
    「ホームレス」は家族、親戚との繋がりが無くなって、頼るモノ、相談する人が無い人達ではないか。
    支援者が行政に繋ぎ、生活保護受給、医療受診を促しても拒否するホームレスが多い。
    心無い行政職員や医療職に拒絶されたり、不快な思いをさせられるからだ。嫌な思いをするぐらいなら、食事を満足に取らず、寒い所で寝る方がマシなのだ。

  • ←上司

  • 社会福祉法人ももっと現場と向き合わないと、と思った本。

  • 現代日本の現実は「路上」から見えてくる。彼らはなぜホームレスにならなくてはいけないのか。うつ・DV・認知症・派遣切り…、私たちの半歩だけ隣にある現実を、20年以上ホームレス支援を続けている精神科医が活写した魂のルポルタージュ。彼らは希望を見いだせるか。

  • 読んでて切なくやるせなくなりました。2001年から路上生活者支援を始めた1973年生まれ、精神科医の森川すいめい氏の作品「漂流老人ホームレス社会」、2015.7発行です。路上生活者に対してどう思うか、どう接するか、どうあればいいかを提議した作品でしょうか。路上生活者本人の心、福祉関係者の態度、病院の対応・・・、いろんなことが複雑に関係してると思います。私は、原因の一因も、解決の糸口も「コミュニケーション」にあると思いました。今の世を思うに、顔を合わせて言葉を交わすことの大切さを強く感じます。

  • 新作が心うたれたのでこちらも読み。
    この方同い年ですが、私がわりと安全な道で福祉をたどってきたのに対し、
    同時期にかなりハードな道をたどっていて、
    いろんな人がいるものだと衝撃を受ける。

    医者は強いなと思う。いい意味でもわるい意味でも。
    彼はもしかしたら、業界では破天荒なのかもしれない。
    でもこれからもがんばってほしい体をこわさない程度にと思った。

    とはいえ、私はやっぱりホームレスの人たちには近寄れない。
    どうしてもにおいがだめだから。
    違うところで、違うアプローチで考えていけたらと思ってる。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

森川すいめい(もりかわ すいめい)
1973年生まれ。精神科医。鍼灸師。現在、医療法人社団翠会みどりの杜クリニック院長。阪神淡路大震災時に支援活動を行う。また、NPO法人「TENOHASI(てのはし)」理事、認定NPO法人「世界の医療団」理事、同法人「東京プロジェクト」代表医師などを務め、ホームレス支援や東日本大震災被災地支援の活動も行っている。

森川すいめいの作品

ツイートする
×