- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022618320
作品紹介・あらすじ
【社会科学/社会科学総記】ホームレスのありのままの姿。社会からドロップアウトした人だけでなく、精神病疾患や障がいを持つ方たちにも焦点をあてる。うつ病、DV、派遣切り、認知症……。20年以上、ホームレス支援を続ける精神科医が現場の現実を活写する。
感想・レビュー・書評
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《ホームレスは単なるハウスレスではない》
ホームレスの人達はホームレスを止めたいか?止めたいに決まってると思う人は考えさせられる一冊。
健康、仕事、家を失った人は「ハウスレス」
「ホームレス」は家族、親戚との繋がりが無くなって、頼るモノ、相談する人が無い人達ではないか。
支援者が行政に繋ぎ、生活保護受給、医療受診を促しても拒否するホームレスが多い。
心無い行政職員や医療職に拒絶されたり、不快な思いをさせられるからだ。嫌な思いをするぐらいなら、食事を満足に取らず、寒い所で寝る方がマシなのだ。
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←上司
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社会福祉法人ももっと現場と向き合わないと、と思った本。
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現代日本の現実は「路上」から見えてくる。彼らはなぜホームレスにならなくてはいけないのか。うつ・DV・認知症・派遣切り…、私たちの半歩だけ隣にある現実を、20年以上ホームレス支援を続けている精神科医が活写した魂のルポルタージュ。彼らは希望を見いだせるか。
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読んでて切なくやるせなくなりました。2001年から路上生活者支援を始めた1973年生まれ、精神科医の森川すいめい氏の作品「漂流老人ホームレス社会」、2015.7発行です。路上生活者に対してどう思うか、どう接するか、どうあればいいかを提議した作品でしょうか。路上生活者本人の心、福祉関係者の態度、病院の対応・・・、いろんなことが複雑に関係してると思います。私は、原因の一因も、解決の糸口も「コミュニケーション」にあると思いました。今の世を思うに、顔を合わせて言葉を交わすことの大切さを強く感じます。
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新作が心うたれたのでこちらも読み。
この方同い年ですが、私がわりと安全な道で福祉をたどってきたのに対し、
同時期にかなりハードな道をたどっていて、
いろんな人がいるものだと衝撃を受ける。
医者は強いなと思う。いい意味でもわるい意味でも。
彼はもしかしたら、業界では破天荒なのかもしれない。
でもこれからもがんばってほしい体をこわさない程度にと思った。
とはいえ、私はやっぱりホームレスの人たちには近寄れない。
どうしてもにおいがだめだから。
違うところで、違うアプローチで考えていけたらと思ってる。
著者プロフィール
森川すいめいの作品






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