非常時のことば 震災の後で (朝日文庫)

著者 : 高橋源一郎
  • 朝日新聞出版 (2016年6月7日発売)
3.29
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  • Amazon.co.jp ・本 (620ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618627

非常時のことば 震災の後で (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 髙橋源一郎らしくない明晰さに欠けることばの羅列は、本文で述べられている通り意図されたものなのだろう。一歩一歩、絞り出すように呟くように書かれているように感じた。しかし、「あの日」に漢字は違和感は徐々に忘れ去られたようにさえ感じられる。どのようなことばが「あの日」の、あの雰囲気を後世に伝えることができるのだろうか。

  • 震災後にいままで目を背けていた世界の歪みを意識せざるをえなかった、という旨以外は全くピンとこない文の集まりだった。

  • あの震災があって、私たちの見る世界は何かが決定的に変わってしまった。
    あの日から読めなくなった文章と、見えなかったものが見えてしまった文章。私たちは、普段当たり前のように使ってきたことばを用いて、いま何をすべきなのか。

  • 3.11以降、ことばはどう変わったのか。

    様々な文章からことばを引いてきて、そこから見える世界について考えよう、という本。
    冒頭、非常時だから咄嗟の「ことば」が出てこなかったという筆者。これほどの人から「ことば」が出てこない、あるいは分かっていたけれど考えて来なかったことがあるんだな、と痛感。

    今尚、空白に向かって言葉を吐き出し続けているように思える人さえいる、原発事故。
    結局あれは何だったのか、本当のところを明らかにされないから、悲しいかな私たちはそれを安心と受け止めているような所がある。
    遠い国の世にも不思議なおはなし、なんかでは決してないのにね。

    川上弘美の「神様」と「神様2011」の違いなんかも挙げていて、何かの時に再読するかもなー。
    レビューにメモしておこう。

    とても読みやすく、伝わることを第一に?考えられたのかな、という一冊なので、たくさんの人に手に取って欲しいと思う。

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