街場の五輪論 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 33
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618641

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】東京五輪招致成功から3年。アベノミクスが失敗と言われるなか、成長戦略としての五輪開催は破綻している。新競技場建設、膨れ上がる費用など問題山積のまま。開催万歳の同調圧力に屈しない痛快座談会に、最新語り下ろし鼎談を加えての文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 2020年のオリンピックが東京で開催されることが決定されて以降、反対意見がほとんど聞かれなくなったという言論状況そのものについて問題提起をおこなった鼎談です。

    元来近い立場にある3人の座談会なので、お互いの意見を戦わせるような場面もなく、緊張感に欠けるのは致し方ないのかもしれませんが、語られている内容そのものには賛同できることが多く、著者たちの発言に膝を打ちながら読みました。

    もっとも、いくつか違和感を覚えるところがあったのも事実です。私自身は、内田がさまざまな著作で展開している身体論や、『日本辺境論』(新潮選書)で語られているこの国についての言説には、少し危ういところがあるのではないかと以前から感じていたので、少々過敏になっていることは自分でも自覚しているのですが、「自己アピールが下手」な日本人というイメージや、「健さん的無口さ」を日本人は美徳としてきたといった発言には、何か引っかかるものを感じてしまいます。

  • 農民と武士の西南戦争の話。つい、150年前は日本人はそういう状態だったんですね。
    そう考えると織田信長の長篠の戦いはすごいですよね。本題とは関係ないですが…

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著者プロフィール

東京大学フランス文学科卒業。武道家。凱風館館長。専門はフランス現代思想、ユダヤ文化論、映画論。『私家版・ユダヤ文化論』で小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞。第三回伊丹十三賞受賞。

「2018年 『待場の読書論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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