アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 188
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618764

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】仕事で家庭で、日々、イライラ、ムカムカに悩まされている人必読! 「怒り」のコントロール術である「アンガーマネジメント」をわかりやすく実践しやすいよう解説した入門書。日本にアンガーマネジメントを普及させた安藤氏、初の文庫!

感想・レビュー・書評

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  • 怒りを感じた時にそのまま感情に任せたコミュニケーションをしても、自分にとっても相手にとってもいいことはない。
    これは、職場など特に距離が必要な状況で実体験として感じる。

    アンガーマネージメントは自分の怒りの発生を客観的に見つめて、怒りを見つめなおし、コミュニケーションを改善する方法。アメリカで生まれたというのがいかにも。ビジネスにおける駆け引きなど、タフな場で怒りにまかせた発言等していると子供っぽくしか見えないもの。

    この本には、アンガーマネージメントの基本的な事項が簡易に書かれているので、実用度が高いと思う。

    怒りの3ステップを見極め、自分の思い込み(コアビリーフ)を、他の視点から見つめなおす(リフレーミング)。確かにこれを怒りを感じている時に実施できると素晴らしくヨイと思うが、私は感情的になっている時に、そこまでできない気がするので、Stopシンキングでブレーキを踏むまでを目標にしたい。その後、上記の3ステップの振り返りを。

    また、怒りを感じた時に、原因の追究(特に相手に対して)を行うのは、自分にも相手にもメリットがない。原因追究ではなく、これからどうなりたいか、今何ができるかに焦点を当てていく必要がある。
    というのは、納得感がありました。

  • 「私は、『誰か』や『何か』によって怒らされているのではなく、私は自分で『怒る』を選んでいる」と気づくこと

    何かをコントロールしたり、マネジメントするためには、「やらされている」より「自ら選んでいる」という感覚をもつことが大事なのです

    その怒りは損か、得

    その怒りを目的達成に生かすこと、人生にとって有意義な方向に向けることを考えることが重要なのです。  それこそが「アンガーマネジメント」なのです

    「行動の修正」と「認識の修正

    「行動の修正」とは、「怒りのままに行動しない」ということ

    「認識の修正」とは、簡単にいえば「頭の中を怒りにい仕組みにする」というこ

    「認識の修正」とは、まず自分がどうして怒るのかを記録し、客観的に把握することが基本です。  さらには、どういうコアビリーフをもっているから怒りを抱きやすいのかを記録を見ながらじっくりと考えていくことが大切です。  その上で、「自分のコアビリーフはこうだ」と気づくこと。そして、そのコアビリーフが、自分やまわりの人にとって、マイナスになるものであるのならば、それをじっくりでいいから変えていくので

    「グラウンディング」は、「『今』、『この場所』にクギづけにする」という意味です。今、手に持っているペンを真剣に観察している間、少なくともあなたの意識は、あなたをイライラさせた「過去」や、怒りをはらしてやろうと思う「未来」にはいかないものです

    行動の修正
    ストップシンキング
    コーピングマントラ
    タイムアウト=対処法の中で「退却戦略」として位置づけられています

    コアビリーフとトリガー思考の二つがセットになって怒りが生まれ、大きくなります

    「コアビリーフ」の歪みがどうして起こるのかを、自分の内面、過去を振り返って探ること。  怒りが噴出するきっかけの傾向(「トリガー思考」)を探ること

    3コラムテクニック
    ●はじめに思ったこと
    ●認識のエラー
    ●リフレーム(言い換え)

    自分のコアビリーフに歪みがあるかどうかを判断するポイントは、自分や周囲の人にとって、それがプラスで健康的なものになっているかどうかということ

    3コラムテクニックは、自分の内面と深く向き合い、自分の信じている価値基準や自分の過去を疑うことになるため、少しつらい部分があります。ただ、これをすると、アンガーマネジメントが一気にうまくいくようになります

    トリガー思考は、怒りが表に出るきっかけになる考え方です

    ブレイクパターンのポイントは、いつもと違うことを一つだけす

    小さな変化の積み重ねが、「怒りにくい仕組み」「怒りにくい生活パターン」をつくりだしていく

    怒りの後ろには、伝えたい気持ちがあるということ

    怒っていても、態度に出さなければわからない

    何を」「どのように」伝えるか、ということが、コミュニケーションにおいては重要

    「絶対」「いつも」「必ず」を避ける

    「決めつけ」「レッテルをはる」のはやめる

    大げさに言わない、オーバーに言わない
    大げさな表現、オーバーな表現を使わずに、できるだけ正確に言うようにしてみましょう

    「べき」という言葉に気をつける

    相手を責める言葉を使わない

    会話の主語を〝私は〟にしてみる

    主語を「私」にすると思いが伝わる

    主語を「自分じゃない誰か」から「私」に変える

    ×「君が遅刻をするから悪いんじゃないか」
    ○「君が遅刻すると私はスケジュールがずれるので困ります」
    ×「あなたが今さらそんなことを言うから、問題になるんじゃないか」
    ○「今さらそれを言われても、私はどうしたらいいかわかりません」
    ×「○○さんがいい加減だから、いつもこの仕事がうまくいかないんです
    ○「○○さんがそういう仕事ぶりだと、私はつらい思いをするのです

    アサーティブコミュニケーションにとって大事な発想は、 「自分の思いを主張すること。と同時に、相手の思いを聞くこと。その二つを考えながら、攻撃的になることなく、素直で率直に自分の思いを伝える

  • アンガーマネジメントで具体的にやるべきは、次の2つ。(1)行動の修正:怒りのままに行動しない、(2)認識の修正:アタマの中を怒りにくい仕組にする。
    この際に重要な概念は、「コアビリーフ」「トリガー思考」。
    コアビリーフは、私たちがふだん信じているもの、判断の価値基準にしているもの。
    トリガー思考は、怒りのもとが表に出るときの「きっかけ」「引き金」。

    マネジメントのノウハウとして、怒りやストレスを感じたときに、それを書き出して分析せよ、ということが書いてあるが、そいつは面倒すぎる。心理学のセンセはよくこういうことを言うんだけど、いそがしくてストレスを感じている当人にそんなゆとりがあるはずない。

  • 2018年09月19日読了。

  • 手法をとりいれることは困難に思うが、怒りはコントロール可能との発想は参考になった。反射的に怒りたい衝動はありえないと説いていて、事象に対して解釈のうえ、怒るという行動にでるとしている。でも、やはり、衝動はあると思う。それを抑えるすべが、まず応急処置として必要な気がする。6秒カウントすれば大抵怒りはなくなるとのことだが、その前に怒るのでは?と思ってしまった。

    おそらく、怒ることによるメリットは、今この瞬間の快楽であり、15秒後には後悔が待つと思って日々行動する。また、長期的に実現したいこと、すべきことを常に考えて、怒りをあらわにさせずにすむものの見方を得る、が得策なのだろう。

    ということで、欧米的なマネジメントなのではなく、古典に学ぶ、が良いのかなーと思う。

  • たとえ実践することは難しくても、怒りのメカニズムを理解出来たことはとても良い収穫になりました。
    また、イヤイヤ期真っ盛りの息子に対して冷静でいられなくなったときの対抗策にもなったかな。「怒る」ことと「叱る」しつけを混同しないように気をつけるためにも読んで良かったです。

  • なかなかに実践は難しそうだが、怒りを記録する、自分がなにに怒りを覚えるかというコアビリーフの認識、修正、反応を遅らせる、一呼吸おいてみる、自分の気持ちを伝えるコミュニケーション術…等一つ一つ試してみようかなと言う気になる技術が紹介されている。

  • 知識としては少しは役に立ったが、実際にやるのは大変だと思った。

  • すごくわかりやすい。
    すぐに実践できそう。
    読んでほしい人、読んだ方がいい人の顔がチラチラ思い浮かびます。もちろん私も含めて。

  • アンガーマネージメントの簡単なやり方が書いてある。紹介程度だけど、なかなか参考になる。

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著者プロフィール

安藤俊介(あんどう・しゅんすけ)
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。アメリカに本部のあるナショナルアンガーマネジメント協会では、15名しか選ばれていない最高ランクのプロフェッショナルに日本人として唯一登録されている。
怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」における日本の第一人者として全国で講演、研修などを行っているほか、新聞・雑誌への執筆テレビ・ラジオへの出演も多数。
近著に『アンガーマネジメント入門』(朝日文庫)、『○×まんがスッキリわかる もう怒らない本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。


「2017年 『誰にでもできるアンガーマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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