作家の口福 おかわり (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
3.33
  • (2)
  • (19)
  • (25)
  • (6)
  • (0)
  • 本棚登録 :211
  • レビュー :25
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618771

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】するめやあごの出汁、トナカイの乳のミルクティー、土筆の卵とじに具なし茶碗蒸し……。人気作家が「食」で競演! 大好物、調理における発見、食の結ぶ人との縁まで、読むだけで様々な「美味」が味わえる極上のアンソロジーエッセイ集最新作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • いつも素晴らしい文を書く作家さんたちの食べ物への愛情がいかんなく発揮された一冊。
    短くて単純なテーマなのに、皆さん読ませる読ませる。一度でやめるのが惜しくて、三回くらい読み直しました。

    まず、冒頭の朝井リョウさんから、本にぐっとのめり込ませる。
    ファミレスのモーニングビュッフェでトーストにスクランブルエッグ載せるのやってみたいわー。
    北村薫さんのは、さすがミステリー作家だけあってエッセイもミステリアス。結局北村さんが見た数々の食べ物たちはなんだったの…?!
    辻村深月さんの、卵焼きでコーティングしたおにぎりは子供が好きそう。今度家で作ってみます。
    平野啓一郎さん。一度高いものを経験してしまうとランク落ちに耐えられなくなるという理屈を、ステレオと食べ物で例えていて納得。
    穂村弘さん。一般の人が送ってきた短歌を上げていたんですが、カップラーメンという一つの食べ物を巡り、一方は「人がダメになる食べ物」と歌い、もう一方で「出来るのを待つ三分間に愛する人を思う」と歌っている。この差が面白かった。
    森見登美彦さん。森見さんに限らずなんですけど、作家さんて本の中に出てきた食べ物を「なり切って食べる」方が多い印象。私もよくやる。
    最近アニメなどとのコラボカフェが流行っているけど、この「なり切って食べる」流れだよね、たぶん。
    柚木麻子さん。「ランチのアッコちゃん」や「あまからカルテット」で食べ物描写を堪能したので、てっきり手作りとか家庭料理とか、それでなくても家で作れそうなもので来ると思ったら、まさかの全編回転ずしチェーンレビューでたまげた。
    回転ずしのワクワク感。女性一人でふらりと入ってみたい。

  • おいしいものを書くことをできる作家にはずれはない! おいしいエッセイを書ける作家も同じ(^^♪
    万城目さんや朝井さん、森見さんとそうそうたるメンバー。たかが食、されど食。

    今日も私たちは命を食べて生きている!

  • 新聞に掲載されていた食にまつわるエッセイなので、ひとつずつが短く、さらっと読みやすい。
    よかったエッセイは、結局好きな作家さんのものばかりになった。

  • [北村薫さん関連の記事あり]
    北村薫の口福
     『ぞろぞろ』と「はっかのお菓子」
     『クオレ』と「焼きりんご」
     谷崎と「水」
     漱石と「カステラ」

     全体を通して特に印象に残ったのは、「潜水艦に鮪をのせて」(堀江敏幸)のサブマリンサンドと、「パスタ」(万城目学)の旅先で盗難に遭った時に助け船を出してくれたトモコさんが食べさせてくれた一皿。

  • 2018.01.16読了

  • 2018年1月14日に紹介されました!

  • 美味しいものと同じくらいかそれ以上に、美味しいものについての文章が好きだ。
    ひとり四、五篇というのはちょうどいいかも。

  • しゅごい面子!よだれでそう。内容的にも・・・
    朝井リョウの口福
    上橋菜穂子の口福
    冲方丁の口福
    川上弘美の口福
    北村薫の口福
    桐野夏生の口福
    辻村深月の口福
    中村航の口福
    葉室麟の口福
    平野啓一郎の口福
    平松洋子の口福
    穂村弘の口福
    堀江敏幸の口福
    万城目学の口福
    湊かなえの口福
    本谷有希子の口福
    森見登美彦の口福
    柚木麻子の口福
    吉本ばななの口福
    和田竜の口福

  • お腹がすく本

  • 総勢20人の作家さんたちによるご飯エッセイ集。
    ネットで見かけて、なんて贅沢な一冊!と思い、迷わず購入しました。読み終わった瞬間、思わず「ごちそうさまでした」と言ってしまいそうになるくらい、お腹いっぱいになります。

    家庭菜園での失敗談、大切な人との思い出の味、好きな物語に出てくる料理、などなどなど。一つ一つはささやかで、誰でも「あるある」と共感できそうな日常のエピソードが多いのですが、そこは作家さんの手にかかれば「おいしいエッセイ」に早変わり。ひとに何かの魅力を伝える文章を書く、ということをお仕事にされている方々の凄さを改めて感じました。

    森見登美彦さんの回にあった「文章のおいしさ」についてのお話を読んだときには、今がまさにそれだ!と嬉しさで胸がいっぱいになりました。一冊の中でいろんな作家さんお一人お一人の文章の味わいの違いを感じられる、とても貴重な本だと思います。

全25件中 1 - 10件を表示

朝井リョウの作品

作家の口福 おかわり (朝日文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする