- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022618832
作品紹介・あらすじ
人間のミスは、当事者に注意や罰を与えるだけでは十分な防止効果が得られない。事故を防ぐために必要な「異常検知力」「異常源逆探知力」「確実実行力」を解説するとともに、ヒューマンエラーを防ぐノウハウを紹介。事故はもちろん、日常のポカミス防止にも効く。
感想・レビュー・書評
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ヒューマンエラーを減らすために必要な3つの力、
「異常検知力」「異常原逆探知力」「確実実行力」が解説されている。
エラーを防ぐのに特に重要なのは「異常検知力」であり、
ヒューマンエラーの対策として効果が高いのは、
・異常を検知しやすいシステムづくり
・異常に気づき、報告できる人の育成
になる。
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コンパクトにまとまっていて非常に見やすい、読みやすい。特にパネル計装(コックピットの例)の事例は参考になった。他、なんでもかんでも記録をとればいいってもんではない等、中々痛い指摘もある。総じて会社内だけでなく家庭でもそのまま適用可能な内容。試したいことがたくさん出たのが良かった。
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IT も含め、人為的なミスが起こり得て、それが重大な問題になり得る職場の人にはとても役立つ。内容は過不足なくコンパクトだし、文庫なので安いし、どこにでも置いておける。ヒューマンエラーを考慮しなくてはいけない職場の長はまずこの本を読むことから始めるといいだろう。
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ヒューマンエラー発生のメカニズム、防止するためのノウハウを様々な業界の具体的な事例を題材に解説している。また、解決策を学ぶための練習問題も付いており、基本を理解するには最適の良書。
ヒューマンエラーを撲滅させるには発生のメカニズムの分析と分析結果から導き出される共通施策の徹底に尽きるのだろう。しかし、限られた時間の中で対応するために、対処療法に頼らざるを得ないことも事実である。
2010年に日科技連出版社より刊行されたものに加筆・修正・文庫化。