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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022618900
作品紹介・あらすじ
【哲学心理学宗教/心理】「普通の子」がなぜ些細なことから突発的な事件を起こすのか? 彼らの特徴である幼児的万能感やヒーロー願望、自己正当化など、従来の精神医学ではとらえきれない病理を「誇大自己症候群」と呼ぶ。事件現場から職場、家庭まで、現代に蔓延する病理を実例をもとに徹底分析。
みんなの感想まとめ
現代社会における「誇大自己症候群」という病理を深く掘り下げた本書は、自己愛やヒーロー願望がもたらす影響を具体的な実例を通じて明らかにします。多くの読者は、長年の悩みを解消する手がかりを得て、心の中に潜...
感想・レビュー・書評
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長年探してきた答えにやっと出会った。すごくスッキリした気分だ。
自己愛性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害に出現する誇大自己症候群について、岡田先生の本でこれだけ詳細に語っている書籍にはまだ出会ったことが無い。
昔から手に負えない複数の同僚達に頭を悩ませてきた。特徴がピタリと一致。「結局、良識を持った方が我慢しながら、誇大自己症候群の人の無理難題に応じているというのが大方のところだ」等の記述。そのとおり。今まで感じていた悩みを分かってくれる人がいる、と思うと癒され、同時にきっと周囲もその事を分かってくれているだろうと自信にもなった。
以下対処法。
・軽症の場合→「鏡になる」
・重症の場合→「距離を取る」
プライベートな話、感情を開けっぴろげに示す、親しみを込めた対応等厳禁
・距離が取れない場合→
「余計な批判や指導はしない。」
「取引に乗らない」
「勝ち負けを競わない」
「忠告に耳を傾けさせるには評判や風評の悪化を引き起こす、と控えめに助言する」
等の対処法が詳述されていて大変勉強になる。
そして「《勝ち組、負け組等の醜い言葉が》抵抗なく使われていることは、弱肉強食の倫理が、既に社会に広まっていることを示している。」という記述の《》の箇所。こういう感性が好きで岡田先生の本を読み続けてしまう。勝ち続けなければ、拡大しなければ、発展し続けなければ、という意識、それが誇大自己を増幅させている、と、社会や世界に警鐘を鳴らしている。
ビシネスパーソンはじめ、沢山の方々に読んで頂きたい書籍です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この世界に溢れる少年犯罪の原因を探ることから始まった。「誇大自己症候群」と聞いて、「ただ自分を大きく見せたい痛い奴のことなのかな」くらいにしか思えなかったが、読み進めていくうちに、「これはそんな簡単な問題ではないぞ」と思うようになった。
自分が学生だった時のことを振り返ってみると、自分を大きく見せようとしている人や、とんでもないビックマウスの人がいたことを思い出す。その人たちの家庭の話を聞くと、「親が家にいなかった」「祖父母に育てられた」といった人が多かった印象を持っていた。当時なんとなくそういうことと関係があるのかなと思っていたが、その関係性について確信を得ることができた。結局は、人は一人では生きていくことができず、適切な愛情を受けながら成長していかなければならないということなのだと思う。愛情を受けずに大人になると、愛着障害がきっかけとなり、誇大自己に拍車がかかってしまう。これが野生動物であったら、自然界に適応できたということで、うまく生き残っていけるのかもしれないが、人間社会ではそうはいかない。やはり人間社会に適応していかなければ人間として生きていくことは厳しいだろうし、周りの人間も被害を受けることになる。
この本を読むことによって、自分の中に隠れていた「誇大自己」に気づくことができた。多かれ少なかれ人間の心の中には誇大自己が潜んでいるのだろうが、その誇大自己を認識できるかどうかが運命の分かれ道になることもあるのかもしれない。そういった意味で、多くの人に一読してほしいと思った。 -
誇大自己症候群 あなたを脅かす暴君の正体。岡田尊司先生の著書。誇大自己症候群は一種の現代病で、有名人にも誇大自己症候群がたくさんいることがわかりました。誇大自己症候群の暴君に出会わないこと、振り回されないことを願うと同時に、自分が誇大自己症候群にならないように心掛けないと。
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2005年9月「誇大自己症候群」を加筆、修正
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