人はどうして老いるのか 遺伝子のたくらみ (朝日文庫)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618924

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】人はなぜ老いて、死ぬのか。それは、あらかじめ決められた遺伝子プログラムだ。死が遺伝子プログラムの一環であるならば、あまりおおげさに死を受け取るべきではない。遺伝子で人生を見直し、潔い人生観を導く、著者ならではのエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 人が先天的才能(遺伝子)と後天的才能(環境)のどちらにより成長し,そして老い,死にゆくのかを考察する.遺伝的プログラムは男と女の2種しか無く確定的だが,そのプログラムをいかに具体化するかに環境因子が影響し,多様性を産み出すと喝破する.遺伝子という神の作りたもうたシステムの深淵を見る.

  • タイトルに対する解答は、「そのようにプログラムされているから」ということになると思います。

    では、なぜ、そのようにプログラムされているかというと、遺伝子(遺伝子集団)レベルで考えると、環境の変化に対応するためには、遺伝子が一様であるよりも、遺伝子が多様な方が有利なので、生物種が生き残る中で、遺伝子の多様性を担保するためには、同じ個体がずっと生きるよりも、世代を経ることで、遺伝子を変化させながら、生物種として生き残る方がよいから、といった感じでしょうか。

    個人的には、非常に読みやすく、内容もすーっと頭に入ってきましたが、この手の話(利己的な遺伝子の考え方)には、拒否反応を起こす人もいるかもしれません。
    適切な生物観を身に付けるには、情緒と論理を高いレベルでバランスよく身に付ける必要があると思っているのですが、それを試すのに適切な本、といえるかもしれません。

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著者プロフィール

【訳者】 日高敏隆 (ひだか・としたか)
1930年生まれ。京都大学名誉教授。2009年歿。

「2018年 『利己的な遺伝子 40周年記念版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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