西郷と大久保と久光 (文庫)

  • 朝日新聞出版 (2017年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022619174

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】大河ドラマ「西郷どん」をより楽しみ、西郷隆盛を知るには必携の書が待望の復刊。明治維新の原動力となった島津藩で、内外に信望の厚かった西郷隆盛、西郷を疎んじる島津久光、竹馬の友からのちに袂をわかつ大久保利通。3人の個性と人間像を浮き彫りにした史伝的小説。

みんなの感想まとめ

明治維新を支えた西郷隆盛と彼を取り巻く二人の人物、大久保利通と島津久光の関係性を深く掘り下げた作品です。著者は、西郷の行動や思想に大きな影響を与えた久光との確執を描写し、敬天愛人という哲学が彼の生き方...

感想・レビュー・書評

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  • 2018.7.23 読了
     語り口調で三者三様の個性と人間像を描き出している。到底ソリの合わない西郷と久光を巧妙に動かす大久保。誰が欠けていても維新はならなかったはずで、これは天の配剤というべきか。

  • 海音寺潮五郎 「 西郷と大久保と久光 」表題の3人を中心とした維新史の本。大久保、久光との関係性や比較から 西郷隆盛像が 見えてくる

    著者独自の西郷観
    *西郷の行動には 久光との確執が影響している
    *敬天愛人(天に対する信仰)の哲学から 自殺はありえない


    西郷隆盛の敬天愛人
    *欲を忘れること。「己を愛するは良からぬことなり」欲の脱却によって 人間は 天の心を聞き得る
    *直属上官の命令でも 民を苦しめて 腑に落ちないものなら 拒否して 相手が納得するまで諫言するのが 天意
    *王陽明の良知の説、知行合一の説と似ている

  • 【作品紹介】
    明治維新の原動力となった島津藩で、内外の信望が厚く革命に邁進した西郷隆盛、西郷と竹馬の友でありながら、最後には袂をわかつ大久保利通、保守と統制主義の筆頭で西郷を疎んじた島津久光。三者三様の個性と人間像を浮き彫りにし西郷が駆け抜けた維新を描く史伝的小説。

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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