歴史の話 日本史を問いなおす (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 36
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022619198

作品紹介・あらすじ

【歴史地理/日本歴史】歴史家・網野善彦と哲学者・鶴見俊輔が、それぞれの半生を重ねながら日本の歴史を問い直す。われわれはいつから「日本人」なのか。教科書と違う視点に立ったとき、新たな「日本」の姿が見えてくる。異端な2人の、たった一度の対談を文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • もっと網野善彦の著作を読まねばと心新たにした。

  • 読みながら、悔しさというか妬ましさまで感じさせられた。

    こんな風に歴史を捉えられたらなー。

  • 2018/2/4了
    2018/2/5再読

  • どうしていまこの本が文庫として登場したのか。もともとは20年以上前の雑誌の対談。それを10年たって単行本にし、また10年して文庫になった。そしてまた、こうしてこの古い対談を物好きにも読む人間がいる。鶴見先生は、私が何度か現代風俗研究会に顔を出したときに、近くでお目にかかったことがある。穏やかな語り口であったことしか思い出せない。けれど、思想的にはけっこう過激だったのかもしれない。網野先生にしてもどうやら若いころは左翼系の運動をされていた様子。まあ、そういう時代だったということだろうか。さて、前半の対談、どうも二人の会話がちぐはぐな感じで、上手くついていけなかった。これは編集の仕業かもしれないが。それに、だいたい昔話でたくさんの人物が登場するのだが、私の知った名前が少なく、感情移入がしにくかった。ということで残っているのは、歴史をもっと生活に密着したものにしていこうとする動きがあるということ。ふすまの下張りを読みとくことで、まったく見えていなかった事実が浮かび上がってくる。おもしろいことである。こうした歴史の研究スタイルは今も受け継がれているようで何よりである。

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プロフィール

1922年東京生まれ。哲学者。15歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書きあげ卒業。交換船で帰国、海外バタビア在勤部官府に軍属として勤務。戦後、渡辺慧、都留重人、丸山眞男、武谷三男、武田清子、鶴見和子と『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行う。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。六五年、ベ平連に参加。アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。著書に『鶴見俊輔集』(全17巻、筑摩書房)『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)『鶴見俊輔書評集成』(全3巻、みすず書房)『戦後日本の大衆文化史』『戦後日本の精神史』(岩波書店)『アメノウズメ伝』(平凡社)ほか。

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