世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア大陸横断2万キロ (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022620231

作品紹介・あらすじ

ダフ屋切符で中国横断、爆破テロやら予約列車消失やら。トーマスクック片手にシベリアからポルトガルまで――。著者史上、「ワースト3旅」の一つ。時速35キロの遅すぎる列車に耐え、中国では切符獲得戦争に奮闘。紛争地帯であわや列車爆破テロ、ビザ切れピンチ……そして潜伏。言葉を失う数々のトラブルに遭遇する列車旅。シベリアからポルトガルまで26夜も寝台列車に揺られた、旅を超えた「冒険」物語。変化する旅事情をコラムに収録。【目次より】第一章 サハリンから間宮海峡を渡る ■コラム 自由な旅を実現させたビザの発給システム第二章 シベリアのおばさん車掌 ■コラム 移動する旅には向かない電子ビザ第三章 中国は甘くない ■コラム 急速に路線が増えた中国版新幹線第四章 ダフ屋切符で中国横断 ■コラム 中国の列車の切符はネットで買う第五章 中央アジアの炎熱列車 ■コラム 陸路入国もビザ免除になった第六章 アストラハンの特別ビザ ■コラム チェチェン共和国の平穏……その意味第七章 憂鬱なコーカサス ■コラム コーカサス三カ国……それぞれの「いま」第八章 ヨーロッパ特急 ■コラム 電子チケットがメールで届く時代

感想・レビュー・書評

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  • 鉄道でユーラシア大陸を横断するのが目的というのが潔い。
    下車して観光スポットに行ったり、美味しいものを食べたりというのが出てこない潔さ!
    時間とお金を贅沢かつ無駄に使った究極の旅だ!

    ロシアや中国など、早々に入出国する国で苦労しそうなのが読む前から容易に想像できる。

    何日もシャワーなしの列車旅なんて、自分が臭くて嫌になりそう!頭もかゆくなりそうだし!

  • 著者の旅(の本)は、通過する国の事情やトラブルに翻弄されながら進むのが特徴で、ユーラシアを横断する鉄道乗り継ぎともなれば、その長大さの中ままならぬ事項の多さが甚だしく、そこに企画の面白さ(=辛さ)がある。経験と諦観を併せ持つ老境の著者の、時折の自嘲に似た嘆息は、読者にとって可笑しみを伴う読みどころで、過酷さをユーモアに変換する筆致は、一種スタイルとして確立している感じ。10年前の作品の補筆版だが、その間の(主にネット普及による)旅事情の変化は目まぐるしく、当時の旅の描写がすでに前近代の名残のよう。ひと気の無い世界を時速40kmでのろのろ走る列車の記録帳でもある。

  • 新潮社版は以前読了。
    いつもながらの下川さんの旅。
    こういう旅に憧れがあるから下川さんの本は出れば買っちゃうんだよなあ

  • 2020年8月読了。

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著者プロフィール

1954年長野県生まれ。新聞社勤務を経て『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)にてデビュー。アジアを中心とした海外紀行の著書多数。

「2019年 『10万円でシルクロード10日間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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