私の夢まで、会いに来てくれた――3.11 亡き人とのそれから (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
4.57
  • (5)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022620477

作品紹介・あらすじ

2016年から1年をかけて、東北学院大学の金菱清教授とゼミ生たちが岩手・宮城・福島の被災地をまわって集めた「夢」にまつわる証言集。 被災者の方たちから「震災で亡くなった人が夢に出てきたらしい」という話を何度か耳にしたことをきっかけに、金菱教授のゼミ生たちが震災住宅などを回り、のべ200人以上の人から聞き取り調査を行って集めた27編を収録しました。 体の一部しか見つからず、母の遺体を抱きしめることができなかったと悲しむ女性の夢、妻と1歳の娘が何度も自分の夢に遊びに来てくれると話す男性のエピソード、友人に「行くなー」と叫んでも声が出ない夢を100回以上も見るという高校生の話など。悲しい夢から、心温まる夢までさまざまです。 大切な人との突然の別れを経験した人々がその悲しみを乗りて前向きに生きていく姿は、大切な人を想うすべての人にとって励ましとなる一冊です。(著者プロフィール)金菱清/かなびし・きよし1975年生まれ。関西学院大学社会学部教授。専門は災害社会学・環境社会学。社会学のフィールドワークの手法でさまざまな震災の記録を収集、保存する。著書・編著に『3.11 慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』、『呼び覚まされる霊性の震災学』、『3.11霊性に抱かれて』(すべて新曜社)、『震災学入門―死生観からの社会構想』(ちくま新書)などがある。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 金菱清『私の夢まで、会いに来てくれた 3.11 亡き人とのそれから』朝日文庫。

    東北学院大学の金菱清教授とゼミ生たちが1年間に亘り、東日本大震災の被災地を巡り、震災体験による『夢』の証言を集めたノンフィクション。

    あの未曾有の東日本大震災の大津波で自分が生き残ったことへの贖罪の意識、親族や友人を助けられなかったことの悔しさ、悲しみ、後悔。様々な思いが証言の中から窺える。亡くなった人から夢の中で励まされたり、怒られたり、読んでいく内にあの日のことが思い出され、胸が締め付けられた。

    自分自身、良く知る陸前高田市や気仙沼市、階上、本吉、南三陸の津波被害の状況を目にした時、毎晩のように夢の中でうなされたものだ。およそ1年間は苦しんでいたと思う。特に階上や本吉は毎週末に通っていた場所であり、以前の街や海辺の風景を見ることが出来ないのは物凄く悲しいし、復興した今の風景を目にするのも苦しい。

    本体価格680円
    ★★★★★

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ことぶきジローさん
      おお!有難う御座います、、、刊行物に注意を怠らないようします、、、
      ことぶきジローさん
      おお!有難う御座います、、、刊行物に注意を怠らないようします、、、
      2021/02/06
    • ことぶきジローさん
      小学館文庫の『救出 3.11気仙沼公民館に取り残された446人』猪瀬直樹です。5日に発売予定のはずが、地元の本屋には入荷してませんでした。
      小学館文庫の『救出 3.11気仙沼公民館に取り残された446人』猪瀬直樹です。5日に発売予定のはずが、地元の本屋には入荷してませんでした。
      2021/02/06
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ことぶきジローさん
      「『偶然』という名の必然」、、、あの有名な!
      此れも読まなきゃ!
      ことぶきジローさん
      「『偶然』という名の必然」、、、あの有名な!
      此れも読まなきゃ!
      2021/02/07
  • 書評『私の夢まで、会いに来てくれた』東北学院大学震災の記録プロジェクト金菱清(ゼミナール)編 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
    https://dot.asahi.com/ent/publication/reviews/2018050700034.html

    朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:私の夢まで、会いに来てくれた
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=22683

  • あれから10年経つ今でも、まだまだ、日常を取り戻せないでいる人たちがいることを心に留めておかなければと思った。

  • 夢のインタビュー集

    ゼミ生が被災者の方々にインタビューし、夢を聞いて行く流れだが、震災について、大切な人を亡くすことについて、後悔や無念、日々の生活のこと、夢について聞くことで様々な角度から浮き彫りにしていて、やるせない気持ちと同時に、夢で亡くなった人と繋がる、時間を共有することについて考えさせられた。


    今まで読んできた本でなかった形式で、生死について考えることが多い本だった。

    絆も考えるきっかけになる。

  • あれから10年。もう、10年も経つのか。貴重な本に出会った。

  • よくわかるな。夢で会いましょう。

  • 死後の世界とこの世界を繋げる不思議な何かが
    きっとあるんだろうなと思った。
    こんなにも考えさせられるテーマを
    研究することが出来たゼミ生に嫉妬する。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

関西学院大学社会学部教授

「2021年 『永訣 あの日のわたしへ手紙をつづる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

金菱清の作品

ツイートする
×