- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022620507
作品紹介・あらすじ
いまだ根強い人気を誇る数学者にして随筆家初の対談集をここに刊行。各界を代表する碩学たちと語らう歴史・文明・哲学・宗教・美術・俳諧はたまた脳科学まで、岡潔の幅広い思想を吐露した知的な対話4編。巻末に岡潔講演「こころと国語」収録。
感想・レビュー・書評
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司馬遼太郎
井上靖
時実利彦
山本健吉
他、講演こころと国語
オビには知性のぶつかり合いとあるけど、大体は相手がちょっと引いている所があって、面白い(笑)
岡潔のエッセイや対談には何度か触れているので、真善美のことや、人間の情緒のことについては、すんなりと読めるようになってきた気がする。
人の本来的なこころの有様って、何だろう?
自分には子育ての経験がないから、何とも言えないけれど、真っ白で生まれてくるのとは、微妙に違うように思う……。
感じ取ることを、いかに深め、鋭くするか。
情景と、人のおこない。
この、どちらもが、育てることに密接に関わっているような気がする。
「女性が本気で育児することを望む」という「本気」が、何を指しているのかまでは、分からなかった。
考えると、それはきっと、より良いレールを敷いてあげるということよりも、もっと根本的な部分を指しているんだろうなと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
p.2021/6/9
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いつもの図書館の新着書リストの中で目に留まりました。数学者であり随筆家としても一流の岡潔さんの対談集です。
岡さんの著作は以前も「人間の建設」「数学する人生」を読んだことがあるのですが、いずれも私の理解力が全くついていけず文字を追うに止まった記憶があります。
今回の本も、対談の相手が司馬遼太郎さん、井上靖さん、時実利彦さん、山本健吉さんとのことなので、かなり心配でしたが、結果はやはり“返り討ち”です。 -
図書館で借りた本。
司馬遼太郎、井上靖、時実利彦、山本健吉さんたちの対談。
井上さんの『夜の声』が読みたくなった。
岡さんの話は、吸い込まれる。
情緒を大切にし、すみれはすみれ。 -
変わらず難解.思想の根底に流れる,日本独自の文化を全く理解していないと,何故仰る内容が結論として導き出されるのか,思考の過程が全く判らない.時空を超え遥か彼方を御覧になっていらっしゃる.
著者プロフィール
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