完本 アイヌの碑 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022620521

作品紹介・あらすじ

アイヌ民族の愛すべき文化と、二風谷を舞台に著者の一族が経験した過酷な歴史……散逸するアイヌの民具蒐集に奔走し、また生涯アイヌの文化伝承に尽くした著者による半自伝的エッセイ。未文庫化の『イヨマンテの花矢 続・アイヌの碑』も収録した待望の復刻。

感想・レビュー・書評

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  • 萱野茂『アイヌの碑』 | (続)さて何処へ行かう風が吹く
    http://tessai2012.blog.fc2.com/blog-entry-1562.html?sp

    朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:完本 アイヌの碑
    https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23004

  • アイヌ民族は文字を持たなかった。狩猟民族で土地の風習、神々との神話を持つ暮らしであった。
    この程度の知識しかなく、馬鹿にするも何も、自分と同じ人間であり生まれの血筋で容姿の違いがあるのは互いに尊重認め合う事である…そう思っていた。

    私の中にはイヌイットの人々にも興味があったし、樺太が戦争の対価となったこと、吉村昭の熊嵐の三毛沢からも、北海道やアイヌ民族にとても惹かれていた。

    トに○を付けた発音はできそうで出来ない。
    作者が大切に記録した家族との風景に触れて、アイヌの方々の辛かった時代に寄り添う日本になると良いなと思いました。

    おばあさんの昔話が終わったら有難うのかわりに言うアイヌの言葉が印象的でした。

  • アイヌ通史などの文献では分からなかったむき身の感情が感じられ、泣けてしまう描写もありました。
    自叙伝なので偏りはある、と思いつつ
    自叙伝だからこそ身につまされる内容があるのも事実。

  • 東2法経図・6F開架:382.1A/Ka98a//K

  • 北海道の二風谷でアイヌとして生まれ、若い時分はアイヌである事を厭いながらも、民族の言語・文化を後世に残すため活動した萱野茂氏の名著。

    同化政策や差別、無理解に対して地道に戦った様子が分かるとともに、語り口の柔らかさが印象的である。

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著者プロフィール

1926─2006年。北海道生まれ。アイヌ文化研究者。学術博士。長年アイヌの民具や伝承を精力的に収集・記録し、1972年には二風谷アイヌ文化資料館を開設、館長を務める。1994年、アイヌ出身者としてはじめて国会議員となり、北海道旧土人保護法撤廃・アイヌ文化振興法制定などに尽力。主な著書に、『ウエペケレ集大成』(アルドオ、菊池寛賞)、『萱野茂のアイヌ神話集成』(ビクターエンタテインメント、毎日出版文化賞)、『萱野茂のアイヌ語辞典』(三省堂)がある。

「2017年 『アイヌ歳時記 二風谷のくらしと心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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