剣術修行の旅日記 佐賀藩・葉隠武士の「諸国廻歴日録」を読む (朝日選書)

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著者 : 永井義男
  • 朝日新聞出版 (2013年8月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022630063

作品紹介

【歴史/日本歴史】佐賀藩士で二刀流の達人、牟田文之助は1853年から2年間、剣術修行の旅に出て「諸国廻歴日録」という日記を残した。秋田から江戸、九州の道場を訪ね歩いた記録から、時代小説とは全く異なる剣術修行の実態や旅の様子がわかる。

剣術修行の旅日記 佐賀藩・葉隠武士の「諸国廻歴日録」を読む (朝日選書)の感想・レビュー・書評

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  • こういう本、もっと読みたい
    昔の人は毎日何をして、どんなことを考えていたのか
    江戸時代の生活とか、知りたい

  • 元ネタになるのは、幕末の佐賀藩士牟田文之助高惇が自身の修行の記録として作成した『諸国廻歴日録』という、いわゆる「英名録」と呼ばれる史料である。
    著者は作家であるが、これまでの武道史を多く参照した形跡があり、その意味で非常に好感が持てた。つまり、武道研究領域の学者たちがこの史料に対して手を付けないために、作家の側から研究者が行う手続きを取り、幕末の武術動向を描き出したといえる。
    元ネタに関しては、武道研究者である故・渡辺一郎がすでに1970年代に重要な史料として挙げていたが、それでも武道研究者たちはこれに取り組まなかった。このような研究が、研究者の側から出ていないこと自体が問題であり、非常に残念である。
    しかし、どちらにしても、この作品で描き出された幕末の武術状況は魅力的であり、今後研究が進むことが期待される。

  • 読了。鍋島家家中、鉄人流牟田文之介の2年間の武者修行日記。自分も剣道、居合をやってるので自分も修行に同行しているような面白さでした。修行の悲壮感は無く。スポーツ選手の合宿、遠征試合のような感じです。幕末当時のリアルな生活を覗けます。リアル幕末青春物です。

  • 世評の高い一冊であり格闘技系ということでとりあえず買って出張での電車内で読むことにしたが,事前の期待を圧倒して面白い!電車内では寝ることが多いのに,全くその気にならずにあっという間に読み切ってしまった.ついでに再読もした.牟田文之助のリア充ぶりは物語としてだけでも面白く,歴史とか剣術とか興味ない人が軽く読んでも面白いんじゃないだろうか.オススメ.

  • 宮本武蔵由来の二刀流の遣い手である佐賀藩の若侍が、幕末の2年間に亘り諸国を巡り歩き武者修行をした手記に基く。
    武者修行とは実は他流派道場での連合稽古であったとか、各地の道場で知り合った侍連中と和気藹々と酒ばかり飲んでいるとか、侍階級であっても江戸期後半を除き文武教育は各家族に任されたいたとか、黒船は既に到来しているもののまだ幕末の緊迫感とは無縁の伸びやかな空気であったりとか、当時の旅の実態であったりとかが実感できて非常におもしろい。

  • エクセレント!今まで読んだ本の中でトップ10に入る。

  • 佐賀藩士、牟田文之助の武者修行の旅2年間の記録。文之助の魅力もあるだろうが、試合と言っても合同練習の様なもので、毎晩楽しく宴会もあり、何とも愉快な武者修行である。そしてこうして出来た修行人たちの友情が続く明治維新を支えたのかもしれないとの指摘、なるほどと思った。

  • 江戸後期の武者修行の様子がよくわかった。現代もこのように色々な流派が交流をすれば面白いと思う。

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