教養として読む現代文学 (朝日選書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022630094

作品紹介・あらすじ

文学は、私たちの「いま」を映す鏡である。太宰治『斜陽』から、三田誠広『僕って何』まで、「自己」と「性」というテーマを浮かびあがらせる10篇を通して、近代文学から現代文学への変容を捉える、新たな読みの試み。

感想・レビュー・書評

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  • 大学受験国語の分析で有名な著者が、太宰治『斜陽』、三島由紀夫『仮面の告白』、大岡昇平『武蔵野夫人』など、戦後文学の名作10冊について、現代文学理論を駆使した解釈を示している。恥ずかしながら、ここで紹介されている小説は、名前は知っていても、一つも読んだことはなかったのだが、こういうふうに小説は読めるのか、という知的な面白さは感じることができた。取り上げられた小説はいずれもいつか読んでみたいと思う。特に、安部公房『砂の女』に興味を覚えた。

  • 2014/11/2図書館から借りてきた。
    2014/11/23返却。

  • 斜陽の章で、同じことばかり繰り返したり、作者独自の言葉回しがわかりづらかった。
    教養として読み解く、という感じ。
    最後まで読む気になれなかった。

  • 文学だけでなく、戦後社会評論としても読める。

  • 「現代文学」の代表的な十作品を論じる。

    家族関係の構図の読み取りから、小説の(無意識的な)構造の炙り出しへと繋げていく「斜陽」論と「武蔵野夫人」論の筆の運びに唸らされる。さすが著者の十八番の方法論、といった感じ。

    「実存主義」的な傾向が強い作家(大江・安部・倉橋)はいささか持て余し気味かな…。

    トップ3は「武蔵野夫人」「斜陽」「抱擁家族」。裏ベスト的な意外なヒットが古井の「杳子」論。杳子がハンドバッグを抱えながらうずくまるシーン(「杳子」は十年以上読んでいないけど、このシーンは個人的に印象強く残っていた)に流産のイメージを読み取った慧眼に感服しました。

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