海洋大異変 日本の魚食文化に迫る危機 (朝日選書)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022630407

作品紹介・あらすじ

四方を海に囲まれた日本列島で、私たちは魚介類や海藻など豊かな海の恵みを受けて暮らしてきた。しかし、その海にいま、様々な異変が起きている。私たちが当たり前のように食べてきた水産物に、新たな危機が迫りつつある。赤道直下のガラパゴスから極寒の南極海まで、十数年にわたって綿密な取材を重ねてきた朝日新聞記者が、変わりゆく日本の海洋環境の最前線を追う。

感想・レビュー・書評

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  • 日本近海で取れる魚介類や藻類が極端な減少傾向を示しており、すでに絶滅危惧種に指定されているものも出ている。また一方で、今までいるはずもなかったものが取れるようになった、といった生態系の変化が各所で起こっている。地球温暖化の影響による水温や水質の変化はもちろん大きな要因といえるが、その他にも我々の生活から出るごみ、それも長期にわたって海中に残留するプラスチック系のごみや、化学物質や放射能による汚染、などによる被害の実態を、十数年にわたって取材活動を続けてきた朝日新聞の記者がレポートする。
    マグロや鰻といった日本人の好む食材を確保するための乱獲や、各種の開発事業、河川、海岸の工事などによる生態系の激変なども、その一因となっていることを忘れてはならない。

  • 海に起こっている様々な異変に関する記事を加筆修正まとめた本。海水温上昇、酸性化、プラゴミ、原発汚染、乱獲と魚の減少、外来種、等々、もう諦めるしか無いんじゃないか?というくらいマクロでどうしようもない状況がレポートされている。後期高齢者になったときに美味しい魚を食べるのは難しそうなので、今のうちに適切な成熟魚をたんまり食うことにする。

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著者プロフィール

1973年東京都に生まれる。1997年明治大学文学部史学地理学科(日本史学専攻)卒業。2007年明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程学位取得修了、博士(史学)。現在、明治大学文学部兼任講師。

「2010年 『日本陸軍戦争終結過程の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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