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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022630537
作品紹介・あらすじ
【歴史地理/日本歴史】律令制の駅路逓送システムの成立で、中央の命令は地方に行き渡り、謀反、飢饉など危機情報が即、政府に報告され、確実な地方支配が可能となった。史料、発掘調査から、情報がどう道路を行き交い、国家を支えていたかを解き明かす。
感想・レビュー・書評
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中央集権体制は支配地をつなぐ幹線道路の敷設が不可欠であり、おそらく天武期に全国を結ぶ七道駅路が整備されている。また、緊急通信網としての駅制も整えられた。「続日本紀」にみえる藤原広嗣の乱の際の報告や指示の速さはこのインフラによるものである。情報の速度は奈良期に早く、平安期が降るに沿って遅くなる。律令制の崩壊によるものである。
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