選書961 歯痛の文化史 (朝日選書)

  • 朝日新聞出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022630612

感想・レビュー・書評

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  •  虫歯や歯肉炎などの歯病は、人間は勿論、歯を持つ動物ならば、避けられない病気です。出来れば歯医者のお世話になりたくないと思う方も多いと思います。しかし、まともな歯科知識の無かった時代の歯医者は、想像を絶するものでした。
     虫歯の患部にヒ素を注入する、歯茎の瀉血にヒルを用いる、麻酔代わりに「笑気ガス」を用いるなど、その奇怪な治療法は枚挙にいとまありません。歯の治療に携わっていたのは床屋外科や曲芸師などいかがわしい職業や、まともな歯科知識のない者が大半だったそうです。健全な歯が多く抜け落ちたばかりか、死に至った例すらありました。歯科医療の知られざる歴史を描いた興味深い一冊です。

    京都外国語大学付属図書館所蔵情報
    資料ID:619329 請求記号:497.02||Wyn

  • いつぞやの奇奇怪怪明解辞典で「歯は誰も貶さないのになぜかめちゃくちゃ滑稽」という話があって、本当にその通りだった

    アメリカの植民地総督に対してアメリカ人記者が「あいつは入れ歯でとんでもなくグロい口内をしている」という記事を書いたせいで牢屋にぶち込まれたんだけど、裁判の際総督に事実確認したらその通りだったので記者が無罪放免になった話、むちゃくちゃすきるしめちゃくちゃ笑った

  • ふむ

  • いや、面白いんだけど。何かと痛そうなんで、読み切らんかった。

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