佐藤栄作 最長不倒政権への道 (朝日選書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022630667

作品紹介・あらすじ

【社会科学/政治】2797日に及ぶ最長不倒政権を誇り、沖縄返還を成し遂げ、非核三原則でノーベル平和賞を受賞した大総理。研究者による初の本格的評伝。大派閥形成に至る保守の大抗争、「Sオペ」による官邸主導政策の実像、佐藤がなぜ密約、密使外交を生じさせたのかを膨大な資料から明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 政界の団十郎、佐藤栄作の光と影を見事に描ききった大作である。まさに歴史の批判という期待に堪え得る名著と言えよう。おそらくこの書籍も数十年の時を経ることが出来る、古典になるであろうことは明白である。

  • 「最長不倒政権への道」ということで、佐藤栄作について、生まれ育ってきた環境、鉄道省入省、戦争体験、吉田首相との出会い、池田首相との因縁などなど、1968年生まれの学者さんがまとめた人間佐藤栄作の伝記です。
    内容は、
    序章 華麗なる一族——市郎・信介・栄作の三兄弟と
               松岡洋右
    第1章 鉄道省の「鈍足」、そして「三段跳びの栄作」
    第2章 「吉田学校の優等生」――政治家への転身
    第3章 「待ちの政治」――岸内閣蔵相から
                  池田内閣通産相へ
    第4章 「社会開発」と「自主外交」――第一次佐藤内閣
    第5章 沖縄返還と「密約」――第二次佐藤内閣
    第6章 最長不倒 2797日——第三次佐藤内閣
    終章 ノーベル平和賞——晩年の栄光と急逝
    となっています。
    東京大学法学部を普通の成績で卒業、そして鉄道省での現場からの出発でゆっくりと自分の信念に沿った官僚生活を経て縁があり、政治家に転身、そして吉田、岸との因縁も交えながらの長期政権。
    その中でやはり沖縄返還への思い、そして、秘密裏のやり方、最後は田中角栄に派閥を奪取される。
    ノーベル平和賞をいただいてからのあっという間の終焉。
    危ない橋も渡らなければならない政治の世界、佐藤時代を築いて、それは立派な政治家だったと思いますが。
    色んな見方があるのですが・・・

  • 東2法経図・開架 289.1A/Sa85h//K

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。92年京都大学法学部卒業。97年神戸大学大学院法学研究科単位取得退学。博士(政治学)。現在、中央大学総合政策学部教授。日本政治外交史・東アジア国際政治史専攻。著書に『東アジア国際環境の変動と日本外交 1918-1931』(有斐閣/吉田茂賞受賞)、『広田弘毅――「悲劇の宰相」の実像』(中公新書)、『日中歴史認識――「田中上奏文」をめぐる相剋 1927-2010』(東京大学出版会)、『日中国交正常化――田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(中公新書/大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞特別賞受賞)、『大平正芳 理念と外交』(岩波現代全書)、『外交ドキュメント 歴史認識』(岩波新書)、『中曽根康弘――「大統領的首相」の軌跡』(中公新書)ほか多数。

「2016年 『田中角栄 昭和の光と闇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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