〔天狗倶楽部〕快傑伝 元気と正義の男たち (朝日選書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022630889

作品紹介・あらすじ

【歴史地理/日本歴史】約110年前にユニークな社交団体が誕生した。その名は「天狗倶楽部」。破天荒なクラブに集い、志に燃え、スポーツに芸術に元気に生きた男たちの痛快な武勇伝! NHK大河ドラマ「いだてん」で話題となった「天狗倶楽部」の実像とは?

感想・レビュー・書評

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  • 横田順彌氏の明治ものをいくつか読んでみて、ノンフィクションも読んでみようと手にとった。昨年のNHK大河ドラマに登場した天狗倶楽部を研究した本。第一部は銘銘伝の形で中心メンバーを紹介している。私は、バンカラという言葉の意味を改めて認識した。、スポーツ愛好だけでなく、その後の酒盛りがものすごく、酒の上の失敗談も多く書かれていて、途中から、誰の話でもいいやと流し読みになってしまった。野球にも相撲にも興味のない私が読むべき本ではなかっのかもしれない。第二部は当時の雑誌で紹介された天狗倶楽部の活躍を、そのまま紹介。水戸から直江津までの日本横断と、野球、相撲の戦績の紹介。日本横断の方が面白かった。明治の文章が多く引用されているが、横田氏がうまく構成してくれているので、読みにくさは感じなかった。

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著者プロフィール

横田順彌(よこた・じゅんや)
1945-2019年。佐賀県に生まれる。法政大学法学部卒業。70年、「少年チャンピオン」にショートショートを発表し商業誌デビュー。SF、冒険小説作品の他、古典SF研究、明治文化研究の分野でも精力的な執筆活動を行った。88年、『快男児押川春浪』(會津信吾と共著)で第9回日本SF大賞、2011年『近代日本奇想小説史 明治篇』で第32回日本SF大賞特別賞、第24回大衆文学研究賞大衆文学部門、2012年、第65回日本推理作家協会賞評論その他の部門をそれぞれ受賞。他に『幻綺行 完全版』『大聖神』(竹書房文庫)などがある。

「2022年 『平成古書奇談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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