新・カウンセリングの話 (朝日選書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 34
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022630995

作品紹介・あらすじ

カウンセリングの基本は、カウンセラーと来談者が一対一で対話する関係にあり、話したり聴いたりすることが主な手段となる。その対話のプロセスに潜むより深い意味の発見が、カウンセリングの本来の働きで、その深い意味の発見とは、次の三つの生き方ができるようになることである。「自分とつきあえるようになること」「人の違いを受け入れられるようになること」「ヒューマン・エラーを認め、ゆるせるようになること」。本書は、このような三つの生き方の発見を含めて、カウンセリングという心理的支援の基礎ををわかりやすく伝えることを意図して書かれている。カウンセリングを学びたい、カウンセラーになりたいと考えている人にとって必読の入門書で、カウンセラーとしてだけでなく、臨床心理士の養成や訓練をする立場でカウンセリングにも関わってきた著者だからこそ伝えられる内容が凝縮されている。初版が出た30年以上前から今も愛読されている本で、今回はその第3版。21世紀になって生まれた考えかたや実践方法をはじめ、2018年から国家試験が始まった公認心理師の役割、臨床心理士との違いなど、時代に即した新しい情報も多数追加されている。

感想・レビュー・書評

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  • 1on1や対話の重要性が叫ばれる今日、傾聴や共感について説くハウツー本や、その前提になる精神性や人格的成長にも言及するる本が書店に並んでいる。この手の本は差別化重視でいろいろな手法、主張あるものの、人の話をよく聞くという点ではみなシンプルに一致している感もあるが、本書はカウンセリングの切り口で歴史、理論、手法を俯瞰して全体像を示している所に大きな価値がある。また、専門書では説明が省略される専門用語の説明もかなりやさしく説明されていて好感が持てる。ハウツー本に書かれているスキルがどういう流れで生まれたのか、どういう位置づけなのかを多くの人が知ることが、働き方改革や、よりよい社会の実現の原動力になると改めて確信した。

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著者プロフィール

平木典子(ひらき・のりこ)
1959年 津田塾大学学芸学部英文学科卒業
1964年 ミネソタ大学大学院教育心理学修士課程修了
現在 IPI統合的心理療法研究所顧問、臨床心理士、家族心理士
主著 『自己カウンセリングとアサーションのすすめ』(金子書房、2000)
  『図解 自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術』(PHP研究所、2007)
  『図解 相手の気持ちをきちんと〈聞く〉技術』(PHP研究所、2012)
  『アサーション入門』(講談社、2012)
  『アサーションの心』(朝日新聞出版、2015)
  『マンガでやさしくわかるアサーション』(共著 日本能率協会マネジメントセンター、2015)
  『ビジネスパーソンのためのアサーション入門』(共著 金剛出版、2016)
  『こころのふしぎたんたんけんえほん』(監修 PHP研究所、2016)
  『いろんなきもち―自分の心を大切にしてしあわせになる方法』(翻訳 保育社、2020)
他多数

「2021年 『三訂版 アサーション・トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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