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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784022640536
みんなの感想まとめ
オランダをテーマにした本書は、単なる紀行文にとどまらず、日蘭関係やオランダの文化、歴史、宗教、気質に深く迫る内容となっています。著者の豊富な知識と、周囲の知性あふれる人々との交流を通じて、オランダの合...
感想・レビュー・書評
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令和第二冊目。次に海外旅行するならオランダに決定しました。
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日本の鎖国時代にも交流のあった数少ない国オランダ、というと、
遠い国なのになんとなく近くに感じる。
技術の国であり、合理的な考えの国であり、本書からはそのさらりとした気風を感じることができる。
かと思いきや、かのゴッホを生んだ国でもあり、その極端に純化された生への洞察も深い。
締切堤防見にいきたいなあ。。 -
まず、知識の豊富さに驚いてしまう。
そしてこの人の周りにいる人がみんな知性に溢れていて上品で・・・
たんなる旅のエッセイでは終わらない、現代は巨大な歴史の中の続きの中で成り立っているんだなぁ・・・としばし呆然。
どこかに旅行に行く前に、街道をゆくシリーズは読んだ方がいいのかも。 -
この世は神が創ったが、オランダはオランダ人が創った。のだ。
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オランダ紀行文ではあるが、それよりは日蘭関係やオランダの文化、歴史、宗教、気質についてまとめられた上質のオランダ案内書と言える。ライデン大学、シーボルト、咸臨丸の建造場所ルーベンス、ゴッホ、レンブラントなどなど聞き覚えのある地名、有名人がいろいろ出てきて非常に興味深い。これからオランダ旅行をする方に是非お勧めしたい。
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司馬遼太郎のエッセイは、下手な歴史の教科書よりわかりやすい&面白い!
17世紀海運国家として世界を席巻するまでのオランダ、同国が生んだ画家レンブラントやゴッホについて、案内を務めてくれた夫婦について……などなど、話題はとびつつも、ユニークなオランダ像が見ることができ、エッセイとして&オランダの歴史の大体を学ぶ書としても良い本だと思う。
<div class=\"booklog-all\" style=\"margin-bottom:10px;\"><div class=\"booklog-data\" style=\"float:left; width:300px;\"><div class=\"booklog-title\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/%E8%A1%97%E9%81%93%E3%82%92%E3%82%86%E3%81%8F%E3%80%8835%E3%80%89%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E7%B4%80%E8%A1%8C-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%87%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8F%B8%E9%A6%AC-%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4022640537%3FSubscriptionId%3D08M7KT9XDNR3N95ANHR2%26tag%3Dbooklog.jp3-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4022640537\" target=\"_blank\">街道をゆく〈35〉オランダ紀行 (朝日文芸文庫)</a></div><div class=\"booklog-pub\"> 司馬 遼太郎</div><div class=\"booklog-info\" style=\"margin-top:10px;\">Amazonランキング:22611位<br>Amazonおすすめ度:<img src=\"http://booklog.jp/img/5.gif\"><br> </div><div class=\"booklog-link\" style=\"margin-top:10px;\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/%E8%A1%97%E9%81%93%E3%82%92%E3%82%86%E3%81%8F%E3%80%8835%E3%80%89%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E7%B4%80%E8%A1%8C-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%87%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8F%B8%E9%A6%AC-%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4022640537%3FSubscriptionId%3D08M7KT9XDNR3N95ANHR2%26tag%3Dbooklog.jp3-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4022640537\" target=\"_blank\">Amazonで詳細を見る</a><br><a href=\"http://detail.booklog.jp/asin/4022640537/via=xiaoyou\" target=\"_blank\">Booklogでレビューを見る</a> by <a href=\"http://booklog.jp\" target=\"_blank\">Booklog</a><br></div></div><br style=\"clear:left\"></div> -
この、考察の縦横無尽さをどう表現するべきかはわからない。どんなものでも、「司馬号」に乗せられて旅を・・・、ってかんじ。「事実」が「観念」を突き破るパワーを持っており、その象徴を(時代とシンクロさせつつ)オランダととらえているのが印象的。
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街道をゆくのシリーズでオランダを取り上げたところが、司馬さんらしい。興味のあるところしか行かないという姿勢がある意味すがすがしい。美しい自然や街並みだけでなくその背後にある人間の営みを感じさせる一冊
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海に乗り出し海上帝国を切り開いた市民によって、植民地から収奪するだけだったスペインとポルトガルの時代を終わらせた、オランダという国を点描する。不便な低地に住むキリスト教"抵抗派"という弱者が、経済は無論、芸術分野にさえ世界最新のスタイルを現出させた逆転現象は面白い。司馬遼太郎が、レンブラントやゴッホを語るのも、小説に馴染んだ身には新鮮。
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全巻制覇の大目標を掲げ二冊目に手に取ったのは意表をついての阿蘭陀紀行。自分の中での理由付けをするならば、このシリーズに「ケニア紀行」が含まれていないから(笑)
ただしこれは冗談でもなんでもなく昨年のケニア訪問の際その航路の乗り換え地アムステルダムにていろいろと頭の中をよぎったことがあったればこそ。司馬作品を通して再確認した江戸末期から昭和に至る日本という国のさまよう道のその出発点に当たる位置に、司馬氏の言葉を借りて言うなれば「暗箱にのぞき穴を開けるような形で」光を与えた国こそがオランダという国。その国に与えてもらった先見の明をその後の日本人はすっかりと忘れてしまい、危うく国を転覆させそうなところまでもっていってしまった。司馬氏の目をもってすればいかにこの国がヨーロッパの列強の中で独立を保ち、独自性を保ち、かつ並行して将来を見据えて行動をする力を持っているかが手に取るようにみえてくる。自分のような読者はそうした道筋を与えてもらえるだけでも幸運というもの。
そこに加えて芸術的観点を通してのオランダという国の見かたというおまけまでついている。
またもや脱帽である。 -
司馬遼太郎の「街道をゆく」は、結構読んできたけれど、このオランダ紀行ほどに力の篭った作品はなかったのではないか。イデオロギーに死んだ日本人としての、質実なオランダ人への憧憬。ゴッホへの照れのないレスペクト。ちょっと驚いたな。買ってよかった本。
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教養が邪魔をするって冗談があるじゃないですか。
しかし、教養は役立つことはあっても、邪魔をすることはないですよね。
教養なんかあればあるほど良いのであって、それだけ人生が豊かになることは間違いないでしょう。
司馬遼太郎は教養人であることに異議を挟む人はいないでしょう。
彼の書くものは小説に限らず、こういう紀行文でもアチコチとわき道に逸れる傾向があります。
この本の趣旨は、日本とオランダを歴史的な視点から見ようというもの。
彼はオランダ、はたまたドイツやベルギーまで寄り道をしながら各地を訪問していく。
その都度、彼の教養が邪魔をして話が飛ぶ。
それを彼は楽しんでいるフシがある。
咸臨丸に飛び、レンブラントに飛び、ゴッホに、シーボルトに、メグレ警視に、鴎外に、ルーベンスに、プロテスタントに、ピョートルに、朱子学に・・・・と飛ぶ。
中でもゴッホに対する思い入れは深い。
こういう教養人にとって、旅行ほど楽しいものはないのじゃないでしょうか。
こうやってアチコチ飛びつつも、日本人にとってオランダ人とは何かが何となく炙り出されてくる仕掛け。
もう四半世紀前に書かれた紀行文ですから、氏が百科事典を引いて調べる箇所がいくつか出てくる。
帰国後に書斎で分厚い辞典を調べる彼の姿が想像できますね。
ところが、現代ではネットに繋がる環境で旅行できるので、旅行中に何でも調べることが出来る時代なのです。
氏のような教養を身に着けていなくとも、ぼくのような凡人でも多少は同じような旅行スタイルを真似ることができるのではないでしょうか。 -
新書文庫
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オランダ旅行前に読破。
数々の薀蓄話。ためになりました。 -
14/10/16読了 20/5/25再読
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世界は神が作り給うたが、オランダだけはオランダ人が作った。海に巨大な堤防を築き、湿地の水を掻き出して住んだ。正式国名ネーデルランド。意味は低い国。その一地方であるホーランド州に由来して日本ではオランダと呼ぶ。織豊時代以来の勘違いらしい。
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江戸から明治にかけ、日本の歴史に多大な影響を与えた国、オランダを司馬遼太郎が旅した紀行文である。
近世のオランダがなぜ、興隆したのか、商業活動が生む、経済合理主義。
そんなオランダがレンブラント、エラスムス、スピノザ、グロティウスなどの賢人を生んでしまうプロセスが理解しやすく書かれている。
そんな近代日本を生んでくれたオランダに対する日本人の対処の仕方は・・・
と司馬は文章を終えている。 -
オランダという国の成り立ち、国民性、日本との深い関わりが知れて最後まで興味深く読めた。またそれらを解説する司馬遼太郎の技術はさすがとしか言いようがない。
司馬遼太郎が殺戮を描く時、そこに感情は込めず淡々と事実を述べる。それによって、その戦いが持つ意味を誤らずに済む。
メモとして、
オランダは自由の国。小国として生きていくためには争っている場合じゃない。人種も宗教も。
ニシンで栄え、日本までやって来た。それが日本との関わりの始まり。そして、日本語にはオランダ語源の言葉が意外ち多い。
オランダ出身のレンブラントは歴史上初めて庶民を描いた。
オランダの干拓技術は江戸時代に日本に伝わり、今の土木技術の土台となっている。
脱線気味の話として、オランダ料理は不味いので隣のベルギーに行く人が多い。
逆にベルギーはヨーロッパの中心に位置し、
いろいろなものが集まるため、外国旅行者は少なく、家の事にお金をかける。
◎ベイラント(16世紀の商人)の自由
資本主義的な自由と倫理観がベイラントという商人の発言によって定義づけられた。小国なのに、今に至る経済、哲学に関わる事象が多い。
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著者プロフィール
司馬遼太郎の作品
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