宮崎勤裁判 上 (朝日文芸文庫 さ 21-1)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022640710

作品紹介・あらすじ

1988〜89年にかけ全国を震憾させた「連続幼女誘拐殺人事件」の第一審を克明に追ったルポ。すべてを見届けるために第一回公判から傍聴席に座り続ける著者が史上稀な犯罪と裁判の実相を解明する。誘拐・殺人・死体損壊/遺棄・強制猥褻…。起訴状朗読と異例の弁護側意見書朗読が続く。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいて何度も気持ちが悪くなった。
    しかし、読み進めない訳にもいかないという気持ちか勝る。

    事件について概要は知っていたものの、詳細は知らず。
    最後の方に書かれている、自分の子供が同じような状態(社会から孤立している)である。どうしたらいいのか、という観点を持って傍聴していた方々に答えは出たのだろうか。
    また、大なり小なり、人にはそれぞれの欲望があり、それと折り合いをつけつつ、生活しているのだが、なぜ彼はこのような事件を起こしてしまったのか。
    その答えはやはり本書ラストにある通り、裁判で明らかにされるべきことなのだと思う。
    こういうことを思ったので、引き続き中巻を読んでいこうと思う。

  • 衝撃的な事件が世の中を震撼させた
    その経緯と被告の心情を探る

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著者プロフィール

1937年4月15日朝鮮咸鏡北道穏城郡訓戒面豊舞洞167番地で生まれる。
1941年12月末朝鮮から関釜連絡船で広島県高田郡小田村へ帰国。
1950年6月広島県高田郡小田村中学校から八幡市立花尾中学校へ編入。
1956年4月福岡県立八幡中央高校を卒業して八幡製鉄所入社。
1963年5月「ジャンケンポン協定」で第3回日本文学賞を受賞。
1976年2月「復讐するは我にあり」で第74回直木賞を受賞。
1991年6月「身分帳」で第2回伊藤整文学賞を受賞。
2006年11月北九州市立文学館の初代館長に就任。

「2011年 『昭和二十年八さいの日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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