当世悪魔の辞典 (朝日文芸文庫)

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  • 朝日新聞社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022640918

感想・レビュー・書評

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  • (メモ:高等部1年のときに読了。)

  • 簡単に言ってしまえば現代社会を辞書形式で揶揄したものです。
    百聞は一見に如かず。不定期に項目をかいつまんでいきます。

    【挨拶】あいさつ
    人々は、お互いのおしゃべりは余りにも長すぎるように思えたので、それに代わるものとして「あいさつ」を発明した。しかし次第に、その「あいさつ」がまた長くなってきたので、それをまた切りつめて「あいさつ」の「あいさつ」を発明した。しかし、それがまた次第に長くなってきて・・・。「すみません。今日はちょっと急ぎますので、落ち着いてごあいさつもできないんですが、それといいますのも、実は昨日・・・」

    【聖と俗】せいとぞく
    坊主と禿

    【痛み】いたみ
    快楽の最上位に位置するものである。もっとも、余りに玄妙であるから、一定の段階に達していないものにとっては、苦しみ以外の何ものでもない。

    【健康】
    病気の一種。
    人は、そうでない状態を健康にするためよりも、健康をそうでない状態にするためにより多くのお金を使う。
    人間における、それ以上良くなることのない状態。

  • シュールでシニカルな冗談辞典。「ああ確かに真理だね」と思うものもあれば、「これ適当に考えただろ絶対!」と思う項目も。それもまた一興、な別役ワールド。

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著者プロフィール

別役 実
劇作家。1937 年、旧満州生まれ。早稲田大学政経学部中退。日本の不条理演劇の第一人者。
1963 年、『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』で第13 回岸田國士戯曲賞を受賞。
1988 年、『ジョバンニの父への旅』『諸国を遍歴する二人の騎士の物語』で芸術選奨文部大臣賞。
2007 年、紀伊國屋演劇賞。
2008 年、『やってきたゴドー』で鶴屋南北戯曲賞・2008 年度朝日賞。

「2017年 『別役実の混沌・コント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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