十九、二十 (朝日文芸文庫 は 15-1)

著者 : 原田宗典

• 朝日新聞出版 (1996年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[36vuesさんの感想 · 2010年9月25日]

青春小説だけどちょっと古臭い感じがした。

[benkyosinasaiさんの感想 · 2010年9月21日]

未成年から成人となる青年の、ちょっとした物語。19歳から20歳になるときの。だからタイトルが『19,20』
成人になったからといってものすごいことが起こるわけではない。しかし、その何でも無いものを、誰もが通過する。筆者はそこに注目して物語の焦点にしている。
主人公はアダルト関係の事務所でバイトを始めることになった20歳手前の青年。彼の目を通して見た世界はどれもくだらなく写っている。そして、20歳になる。事務所の社長に連れられて、モデルの写真を屋外で撮りにいった。そのとき見た元カメラマンの社長の目の輝きに、主人公は光をみる。
19から20になったときは、何をしていたっけ。。と、読みながら考えてみるのもいいのではないだろうか。

[わたべぇさんの感想 · 2008年7月8日]

なかなかおもしろい。ざらついた暑さだけが後に残る作品。
万華鏡のようにカラフルな登場人物もよい。

[チーズバーガーさんの感想 · 2008年5月19日]

すっぱい

[吉原まさるさんの感想 · 2008年3月2日]

原田氏の小説には、要らぬ見栄とか、体裁を気にしてうっかり挟み込んでしまった余計な描写が多くて読んでてうざったい気がしてましたが、この作品にはかなり生々しい、ほんとうにリアルな19歳の姿が描かれていて驚嘆しました。

19、20歳の人が読めば大きな感動を得られると思います。
それ以下の年齢の人が読むと、きっと心でっかちな、どこか背伸びした緊張感を強いられて辛いかもしれません。
それ以上の年齢の人が読むと、皮肉な笑いを浮かべてそれで終わりになるかもしれません。

自分は19歳のときに読みました。いえーい。

[こばるめしさんの感想 · 2005年6月4日]

もどかしいような温いような、あの頃の気持ち…を思い出します。私は女だけど。

[まっきゃんさんの感想 · 2004年12月27日]

19歳の複雑で単純な心境

[otoronさんの感想 · 2004年9月28日]

なんか知らないが読んでた１９歳の夏

著者プロフィール

作家

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」