むくどり通信 (朝日文芸文庫 い 38-2)

著者 : 池澤夏樹

• 朝日新聞出版 (1997年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[枝乃さんの感想 · 2021年1月7日]

旅と自然と好奇心が詰まったエッセイ。ぐうぜん『星の王子さま』池澤訳を読み、ある一文の訳し方に心惹かれて辿り着いた一冊。独特の個性を匂わせつつ、思うままに淡々と綴られている。1997年刊行の本だが、今読んでもたいへんよかった。専用のフロッピーという言葉で学生時代を思い出す。「袋、いりません」のキャンバス地トートバッグに関しては、現時点で希望が叶っているのではないかしら。

[あいちゅうさんの感想 · 2020年4月3日]

学生時代に読んだ本を引っ張り出して読む。
これからの人生をより奥深いものにするために。

[よりさんの感想 · 2016年1月29日]

図書館で。
実はこの方の本読んだことなかったなぁ…とかりてみました。流石、文章が軽快で読みやすかったです。

取りあえず旅行と自然がお好き、ということはわかりましたがすら～っと読んでしまいあまり後には残らなかったかな。最南端とか最北とか地図で確認していると行きたくなる気持ちはわかります。そのうち４県の接する所とか行ってみたいなあ、と思う気持ちと似ているんだろうか。

[UGさんの感想 · 2005年7月26日]

この人も独自の視点というのだろうか。
着眼点がユニークで、そうか、こういう人がエッセイストになるんだなぁと思いました。

著者プロフィール

1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹＝個人編集　世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか多数受賞。他の著書に『カデナ』『砂浜に坐り込んだ船』『キトラ・ボックス』など。

「2020年 『【一括購入特典つき】池澤夏樹＝個人編集　日本文学全集【全３０巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」