街道をゆく (40) (朝日文芸文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022641489

感想・レビュー・書評

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  • 司馬遼太郎さんの本初めてかも。
    作家に惹かれてというより、台湾に興味があって。

    なんかいろんなこと知ってて、
    すごい人だーと思う。

    台湾と中国の関係は、ずっと不思議に思っていたけど
    そういうのも書かれていて、解りやすかった。

    この本で紀行文庫40巻目らしいので…
    他のも読んでみたいですが、多いなぁ!
    見つけた順に読みたいです。

  • 今度仕事で台湾に行くのでその前に台湾のことを勉強しておこうと思い読んでみた。台湾の歴史について、全く知らなかった。オランダの支配、清の支配、日本の支配、そしていまだに続く外省人(中国)の支配。そういう支配された歴史のなかで、生きる市井の人々と触れあっていく司馬遼太郎。飼い犬の名前にポチと名付ける老人と出会い寂しさを覚える司馬遼太郎。台湾で生まれ、生後すぐ終戦と同時に日本に戻され生まれ故郷台湾の事をほとんど知らない若者が台湾の運動場を走る姿をみて、人は詩を言葉だけで書くものではなさそうだということを、ほのかに思わせられた。と書く司馬遼太郎の言葉。そして旅の終わりに、当然のことだが、この島の主は、この島を生死の地としてきた無数の百姓たちなのである。と書いて終わるこの紀行文は「国」や「故郷」といったものを深く考えさせられる。植民地政策は最大の国家悪(おそらく文化的側面について)と言うが、一方で占領する側が最大限の技術を投入しようと試みることで社会が整備されていく側面もあるということもなるほどなと思わされた。全編さすが司馬遼太郎といった紀行文だ。台湾行く前にもう少し台湾の事を調べてみたいと思う。

  • 新書文庫

  • 序盤が発行されて20年弱が立っているため、今の台湾とは大きく異なる描写が多く面白い。
    台湾の歴史を大まかに学習することに役立った。

  • 2013.11.20 読了

  • 10年前に2度目の台湾旅行から帰ってきて、しばらくしてからこの本を買った。そして2015年5月に3度目の台湾となる旅を計画した。妻や子とではなく母と二人で行くことを提案し、意外にもスムーズに諸手配を終えることができた。出発の前日までに本書を再読を試みた。現地で起こるであろう様子を、あれこれ思い浮かべながらページを捲るのは楽しいものである。また、現地では限られた時間でのガイドしか無いだろうから、若干でも背景知識の足しになればと思いもあった。哲人李登輝元総統や八田與一の人柄にふれることができ、KANOの舞台となった嘉義のことも取り上げられ、有意義だった。本質をコンパクトな語句で抉る司馬節も味わえた。

  • 14/8/13読了

  • 司馬作品の主要な歴史小説は読んだが「街道をゆく」シリーズは初めて。台湾出張前の“予習”のつもりで読んだ。
    「老台北」「児玉・後藤・新渡戸」「客家の人たち」「八田興一」など、司馬史観と個人への関心を感じながら、台湾を学ぶことができた。
    紀行最後の「当然なことだが、この島のぬしは、この島を生死の地としてきた無数の百姓(ひゃくせい)たちなのである」(p367)には共感。
    「たれよりも、大陸中国のの人たちに読んでもらいたい」(p377)という巻末の李登輝/司馬遼太郎対談では、政治家として、人間として大きい李総統を知った。

  • 中国大陸と海峡を挟む形で位置する台湾。

    台湾を歴代中国王朝がどのように対処してきたことも分かった。

    明治維新後、日本という国が台湾とかかわった。

    明治政府は、実力以上の統治をおこなったと司馬さんはいう。

    李登輝さんとのかかわりが面白い。

    他の国を植民地化するという不幸な歴史があったが、日本時代を懐かしむ固有の台湾の人々とのかかわりが温かい気持ちで書かれていて司馬さんと李登輝さんとの触れ合いが気持ちのいい紀行文でした。

  • 国名すら覚束ない地で「国家とはなにか」に想いを巡らす。訪問は1993年で、初の本島人総統「李 登輝」政権が成立して5年後。生みの苦しみを目の当たりにしながら、この国の明るい未来を願う著者の想いがよく伝わってくる。面白い。

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