あと千回の晩飯 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 125
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642288

感想・レビュー・書評

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  • 文章は硬派なのに茶目っけを忘れないのが素敵。死を前にしても、態度はあくまで飄々として。物事の道理のよく見える人だったのだろうな、と思います。

  • 飄々としたじいさん。
    中島らもが憧れるだけあって筆の運びに淀みがない。
    それにしてもこの人の、人の死に対するオブセッションはすごい。

  • 自分もこんな本を読むようになったのだな、という感慨が一入である。内容は肩のこらないエッセイだが、そこはやはり山田風太郎である。独特のシニシズム?はなかなかのものである。某氏が昭和19年5月18日の山田風太郎と古川ロッパ(山田風太郎の遠縁にあたる)の日記にある食事の内容を対比するくだりなど、興味深く読ませる。

  • 残りの人生で、ゆっくりと味わえる晩飯は、あと1000回くらい、と気付くところ、さすが山田風太郎であります。
    一度気づくと、漫然と毎日の晩飯を食べている訳にもゆかず、あれこれ味わうべきものが、人生には、かなり多いと気づかされます。
    日々の何気ない暮らしに埋もれている、多くの大切な事柄に、改めて、目が行くというか、気づく事になるという一冊であります。

  • あっけらかんと壮絶な老いを語っている、このエッセイを読んだら、昔は無惨過ぎて読めなかった風太郎先生の「人間臨終図鑑」の3巻が、今なら読めるかもしれない。

  • 「野蛮な読書」で触れられていて気になって読む。医者の診断ではないけれど、あと千回ぐらいしか晩飯が食べられないだろう、というところから始まる死生観。医者から見たらいやな患者。でも、こんなふうに、強気な弱気もよい。自分が死ぬ日が地球滅亡の日なのだ。

  • 「うさぎうま」ってどんな可愛いうまなのかと思ったら、ロバのことか。確かに可愛い。

  • あの熱い日記を書いていた人の50年後。ずいぶんレイドバックしたけれども同じ山田さん。決め付けた物言いがないのが心地よい。

    しかし昔の人は野菜を食べないなぁ...

  • 山田風太郎さんのエッセイ集です。
    エッセイはいつもは他の本と平行して読む事が多いんですが この本に関しては これ一本で集中できました。エッセイって不思議です。自分とは別の人の時間感覚を味わえます。山田風太郎さんの飄々としたマイペースな時間の流れが大好きです。

  • この本は読んだことがある、ということに最後まで読んで気がついた。
    地球滅亡をやたら気にする山田風太郎。
    もちろん山田先生が亡くなったあとも我々は先生の本を読むわけですが。

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