遁げろ家康 (下) (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版 (2002年1月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784022642851

みんなの感想まとめ

遁げることをテーマにしたこの作品は、主人公の心理描写に深く迫ることで、彼の選択や葛藤を浮き彫りにしています。読者は、家康の人生の一端を通じて、彼がなぜ遁げることを選んだのか、その背後にある思いを感じ取...

感想・レビュー・書評

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  • 小心、吝嗇、無教養で遁げる事が得意な徳川家康。傑出した凡人としての家康。

    『覇王の家』との類似が指摘され盗作疑惑で回収絶版になったらしい…。『覇王の家』は大学の時に読んだけど、ほぼ覚えて無い…。再読しよう。

  • 遁げるをテーマにした作品だが何故遁げようとするのかその時の心理描写など詳しく描いて欲しかった。

  • 新しい家康像というほどではなく。晩年の姿をもう少しページをさいて描いて欲しかった。

  • むむむ…上巻が手に入らん。

  • 負けたら遁げて遁げまくる。誰も知らない家康像が
    ここにある。(2002年の刊。親本は1999年刊)
    本能寺の変から家康の死まで。

    河尻秀隆。財務担当の吏遼と説明。ここら辺は司馬の
    覇王の家のひき写しに近い。wikiによると黒母衣衆の
    筆頭となるが、織田信長家臣人名辞典ではどうなって
    いるのだろうか。
    北条氏政はバカ殿扱い。石田三成も愚将として描かれ
    ている。
    池宮本の新しさは、戦国の終焉により未曾有の不況が
    訪れる。これを打開するために朝鮮の役が行われ、家
    康は各地で大規模な土木工事を行ったとしている所。
    うーんでもそれってどうなのだろうか。秀吉だって大
    規模土木工事を行っている訳だしねえ。好況な不況だ
    なんていう程、貨幣経済が進んでいたとも思えないし
    社会に余裕があったとも思えない。

    諸鉱山の鉱脈が尽きたため大坂城を攻めたという見方
    も創作としては面白いですが史実とは異なる。
    関ヶ原のシーン。家康の小心振りがよく描かれていま
    す。本多正信が股肱ではなく小物として描かれている
    のも面白い。

    いまからみれば残念な点も多々ありますが、小心物で
    家臣に振り回される家康像というのはなかなか好きで
    す。

  • 戦国の世に揉まれに揉まれて人が悪くなりつつも、やっぱり臆病な家康。人にはどうしたって変わらない部分と言うものはあるものですな。
    戦国時代の終焉=戦国バブル(戦景気)の崩壊、と言う図式も面白かったです。江戸時代初期の土木工事ラッシュが景気対策とか、天下分け目の関ヶ原の戦いが大規模なリストラ、とか言うのが。
    時代小説に潜む現代! 凄いなあと思う。

  • 後半生になると設定がだれるというか、史実そのものの記載になってしまうのは、同じく怪作である「妖説太閤記」(山田風太郎)と同じで、残念と言えば残念だけど、仕方ないと言えば仕方ない。
    それにしてもいつも思うけど、家康って幅が広いというか、作品によって全然違う人になる。信長はなにを読んでも同じ信長である。わたしはやっぱり、家康の方が好きだ。

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