遁(に)げろ家康 (下) (朝日文庫)

著者 : 池宮彰一郎
  • 朝日新聞社 (2002年1月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642851

遁(に)げろ家康 (下) (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 新しい家康像というほどではなく。晩年の姿をもう少しページをさいて描いて欲しかった。

  • むむむ…上巻が手に入らん。

  • 負けたら遁げて遁げまくる。誰も知らない家康像が
    ここにある。(2002年の刊。親本は1999年刊)
    本能寺の変から家康の死まで。

    河尻秀隆。財務担当の吏遼と説明。ここら辺は司馬の
    覇王の家のひき写しに近い。wikiによると黒母衣衆の
    筆頭となるが、織田信長家臣人名辞典ではどうなって
    いるのだろうか。
    北条氏政はバカ殿扱い。石田三成も愚将として描かれ
    ている。
    池宮本の新しさは、戦国の終焉により未曾有の不況が
    訪れる。これを打開するために朝鮮の役が行われ、家
    康は各地で大規模な土木工事を行ったとしている所。
    うーんでもそれってどうなのだろうか。秀吉だって大
    規模土木工事を行っている訳だしねえ。好況な不況だ
    なんていう程、貨幣経済が進んでいたとも思えないし
    社会に余裕があったとも思えない。

    諸鉱山の鉱脈が尽きたため大坂城を攻めたという見方
    も創作としては面白いですが史実とは異なる。
    関ヶ原のシーン。家康の小心振りがよく描かれていま
    す。本多正信が股肱ではなく小物として描かれている
    のも面白い。

    いまからみれば残念な点も多々ありますが、小心物で
    家臣に振り回される家康像というのはなかなか好きで
    す。

  • 戦国の世に揉まれに揉まれて人が悪くなりつつも、やっぱり臆病な家康。人にはどうしたって変わらない部分と言うものはあるものですな。
    戦国時代の終焉=戦国バブル(戦景気)の崩壊、と言う図式も面白かったです。江戸時代初期の土木工事ラッシュが景気対策とか、天下分け目の関ヶ原の戦いが大規模なリストラ、とか言うのが。
    時代小説に潜む現代! 凄いなあと思う。

  • 後半生になると設定がだれるというか、史実そのものの記載になってしまうのは、同じく怪作である「妖説太閤記」(山田風太郎)と同じで、残念と言えば残念だけど、仕方ないと言えば仕方ない。
    それにしてもいつも思うけど、家康って幅が広いというか、作品によって全然違う人になる。信長はなにを読んでも同じ信長である。わたしはやっぱり、家康の方が好きだ。

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