あなたみたいな明治の女 (朝日文庫)

  • 朝日新聞社 (2002年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784022642929

みんなの感想まとめ

様々な生き方をした明治時代の女性たちの物語が描かれ、彼女たちの「真っ直ぐさ」が際立つエッセイです。紹介されるのは、家庭を大切にしながらも独自の道を歩んだ女性たちであり、教育や仕事に情熱を注いだ人々もい...

感想・レビュー・書評

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  • わたしは昨日を忘れて明日に生きる女です。
    おばさんの癖に愚痴は嫌いです。

    この2行。

    わかる。笑笑
    明治の人でも同じだなぁ。いるよなぁこういう人!っていう、どの時代でも子どもを育てるお母さんとして。働く女性として、愛に生きる女として、あまり変わらないんだなぁ。
    と。思わされました。

    ただ、結構な偉人しか紹介されてないとは思うけど。笑笑
    板垣退助に援助してもらった!とか。

    井原西鶴を発見した。という女性とか。

    わー歴史苦手なわたしでも聞いたことあるわーって人多数でてきました!どんな歴史にも、女は確実にいい具合に絡んで引っ掻き回して、支えて、癒やして歴史にメリハリ加えてくれるんだよなぁ。と思わずにはいられないし。

    今の時代もきっとそうだろうな。と思うに至りました。

  • 明治時代に生きた、または明治時代に生まれた8人の女性達、森峰子、高群逸枝、木内キヤウ、宮本一枝、福田英子、宮田文子、網野菊、小林信子をその業績から紹介したのではなく、別の角度から紹介した評伝集。例えば、女性史研究家としての高群逸枝ではなく鶏を自分の子供のように慈しみ『愛鶏日記』まで書いてしまう、富本一枝は青踏社の新しい女の尾竹紅吉ではなく富本謙吉と結婚後、家庭の主婦として子供を育てた女として、網野菊はその私小説的な淋しい境遇ではなくひとり気儘に生きた人として。宮田文子の断髪のモダンな写真に興味を惹かれた。

  • 2013 11/23

  • 578夜

  • 友達から借りた本。
    明治時代を生きた8人の女性達を紹介するエッセイ。

    紹介されている女性達は、仕事や教育に情熱を注いだ女性もいれば、家庭を大切にした女性、自分の魅力を最大限に利用した女性、一人で生きた女性、そしてごくごく普通の環境の女性と実に様々だ。

    生き方は様々なのだけれど、各々の女性達に共通しているのは「真っ直ぐ」な事。
    ブレていないのだ。
    全員実に清清しい。

    個人的には、女性史学の創設者でもある高群逸枝の愛鶏日記が可愛くて仕方が無い。
    女性の権利を獲得するべく目覚しい活動を行っていた傍ら、鶏達を蝶よ花よと愛でていた、この落差に頬が緩みっぱなし。
    彼女の活動は、夫のサポートと鶏があってこそだったのだなと。

    良くも悪くも真っ直ぐで、そして可愛らしい8人の女性達。
    実に群ようこらしい選出だなと思った。

  • 友人がくれた本。
    ひとに贈られる本、というのは、その人の、私に対する解釈が現れていてたいへんにおもしろい。
    また、この友人のその解釈が、ぜんぜん間違ってなくて、ほとんどストライク! なのが凄い。

    明治女、という言葉があるが、みなさん、頑張っていたんだなあ。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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