あなたみたいな明治の女(ひと) (朝日文庫)

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  • 朝日新聞社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022642929

感想・レビュー・書評

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  • 2013 11/23

  • 明治時代に生きた、または明治時代に生まれた8人の女性達、森峰子、高群逸枝、木内キヤウ、宮本一枝、福田英子、宮田文子、網野菊、小林信子をその業績から紹介したのではなく、別の角度から紹介した評伝集。例えば、女性史研究家としての高群逸枝ではなく鶏を自分の子供のように慈しみ『愛鶏日記』まで書いてしまう、富本一枝は青踏社の新しい女の尾竹紅吉ではなく富本謙吉と結婚後、家庭の主婦として子供を育てた女として、網野菊はその私小説的な淋しい境遇ではなくひとり気儘に生きた人として。宮田文子の断髪のモダンな写真に興味を惹かれた。

  • 578夜

  • 友達から借りた本。
    明治時代を生きた8人の女性達を紹介するエッセイ。

    紹介されている女性達は、仕事や教育に情熱を注いだ女性もいれば、家庭を大切にした女性、自分の魅力を最大限に利用した女性、一人で生きた女性、そしてごくごく普通の環境の女性と実に様々だ。

    生き方は様々なのだけれど、各々の女性達に共通しているのは「真っ直ぐ」な事。
    ブレていないのだ。
    全員実に清清しい。

    個人的には、女性史学の創設者でもある高群逸枝の愛鶏日記が可愛くて仕方が無い。
    女性の権利を獲得するべく目覚しい活動を行っていた傍ら、鶏達を蝶よ花よと愛でていた、この落差に頬が緩みっぱなし。
    彼女の活動は、夫のサポートと鶏があってこそだったのだなと。

    良くも悪くも真っ直ぐで、そして可愛らしい8人の女性達。
    実に群ようこらしい選出だなと思った。

  • 友人がくれた本。
    ひとに贈られる本、というのは、その人の、私に対する解釈が現れていてたいへんにおもしろい。
    また、この友人のその解釈が、ぜんぜん間違ってなくて、ほとんどストライク! なのが凄い。

    明治女、という言葉があるが、みなさん、頑張っていたんだなあ。

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