あれも嫌いこれも好き (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 107
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643063

感想・レビュー・書評

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  • 佐野洋子のエッセイの中で1番すき。お花を生ける手の話しに深くうなずく。本当にそうよね。だから私の料理はなんだかね。

  • 914.6

  • 佐野洋子の作品は、一貫して手厳しい。
    こちらが甘ったれた気持ちでページをめくると、べたべたするないとピシャリと突っぱねられる。
    優しい言葉なんかかけてくれない。そこがいい。
    自分をよく見せたい、と思ってると思われるのが恥ずかしい、と自意識がこんがらがり、無駄に気位の高い女性作家は多く、妙に捌けた文章のエッセイはなんだかスカスカしていて味気ない。
    佐野洋子は傲慢に自意識を貫く。言い切った口調で文章を綴る。
    とにかく歯が立たないくらい堅い、優しくない文章なのに、何度もページを開いて叩きのめされに行ってしまうから不思議だ。

  • 相変わらず素敵な佐野さんだけども、
    なんだか本としてのまとまりがないなあと思ってたら、
    「バラけたものを一しょくたにするので本としてのまとまりは全然ないものばかりである」
    「恥ずかしい恥ずかしい」
    と書いている。別にこの本のことをだけ指しているのではないのだろうけど。
    河合隼雄さん、太宰治、装丁に触れていてうれしい。

  • 相変わらずバッサバッサと辛らつに的確に面白く世の中を斬っていらっしゃる。
    笑ったり、しんみりしたり。

    母に貸したら、私以上に気に入ってました。

  • 2010年1月22日(金)、読了。

  • 絵本作家のおかしくて笑える〜どこか果敢で独特な味わいのあるエッセイ集。
    2000年発行。
    引き揚げ者なので、重箱が欲しかったのだが、葵の紋の入った豪華な重箱を古道具屋で見つけ、結局買わずに逃げ帰った思い出とか。
    森茉莉に憧れて怖い物見たさのように遠巻きにしている感覚とか。
    太宰治は身体に応える、とか。

  • 「100万回生きた猫」の作者のエッセイ。
    うちの父より年上だけど、感覚が若い。

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著者プロフィール

さの・ようこ――1938年、中国・北京で生まれ、終戦後、日本に引き揚げました。1958年、武蔵野美術大学に入学。1967年、ベルリン造形大学でリトグラフを学びます。著書の絵本では、ロングセラーとなった『100万回生きたねこ』(講談社)や第8回講談社出版文化賞絵本賞を受賞した『わたしのぼうし』(ポプラ社)ほかがあります。童話にも、『わたしが妹だったとき』(偕成社)第1回新美南吉児童文学賞受賞作などがあり、そのほかに『ふつうがえらい』(新潮文庫)をはじめとするエッセイも執筆、『神も仏もありませぬ』(ちくま文庫)では第3回小林秀雄賞を受賞しました。2003年、紫綬褒章受章。2010年、永眠。享年72。

「2018年 『ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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