司馬遼太郎全講演 (1) (朝日文庫)

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  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 87
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643148

感想・レビュー・書評

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  •  明治維新を革命と呼ぶなら、その立役者にして日本史上随一と呼び声の高い偉人、西郷隆盛について、彼の元になぜ人々が群がったのか・・・頭のいいもの、力のつよいものたちを集めることが彼の力なのだが、その力を得る方法として彼は、自己の欲望を減らすことに全精神を集中したのであった。欲望とは名誉や出世、その他の人間の基本的本能のことをいう。稀に無欲の人などと評される人はいるが、西郷はその無欲のスケールが違っていたらしい。セコいといわれ辞任した舛添都知事と真逆の姿勢でなければ人は集まらないのである。

  • 2014.11.6 読了

  • 司馬遼太郎の初期からの講演の字お越し。

    文明と原理についての考察がどの講演にも高い確率である。
    原理とは人間の飼い慣らしの機能なんです、と。

    その原理の洗礼をうけたことがない、日本。
    なので、原理で動いている国からみると、まったくもって野蛮な国であると。

    そんなの知るかいと、揚子江に向けて立ちションでもしたい気分なのだが、それがまた野蛮国のすることなのだろう苦笑
    (実際この、フレーズは言ったことがある笑)

  • 15/1/11読了

  •  「司馬遼太郎とうい人」の中に書いてあったのですが、講演を書籍で出版する際は、大阪弁は標準語に変換して、との作者の意向があったそうです。
     そのため、この本も司馬さんは標準語で話しかけられてます。そう思うと、映像は無理でも、せめて音声でこれらの講演を聞いてみたいものです。子供のころNHKかなんかに出てるのを見た記憶では、いい感じの大阪弁を話されていたように思います。司馬遼太郎記念館、とかにあるんでしょうかね。

  • 武士道、侍、富士山。

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著者プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

司馬遼太郎の作品

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