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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784022643407
みんなの感想まとめ
深いテーマと優しさに満ちた内容が特徴のこの作品は、子供向けに書かれているにもかかわらず、大人にも響くメッセージを持っています。著者の思いが込められた明快な文章は、易しい言葉でありながら、読者の心に深く...
感想・レビュー・書評
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作家は子供に向かって書いていて、言葉遣いや語り口は、まあ、バカ丁寧なのですが、子供たちに未来へ希望を託そうとする姿には、やはり打たれますね。
ブログにも、あれこれ書いています。覗いてみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202306150000/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先日、好きな河合隼雄さんの本をながめていると、大江健三郎さんのこのエッセイ本を熱く紹介していました。少年少女向けの本なので、とても優しく(易しく)読みやすい。先の大戦のさなかに育った大江さんの幼少のころの話、両親や祖母たちの話、大江ゆかりさんの挿し絵も素晴らしい♪
少し紹介すると、「シンガポールのゴムマリ」という話は、幼い大江さんとお父さんの日常会話が紹介されています。ゴムマリで遊びたくてうずうずし、それが欲しくてたまらない、なんとも子どもらしい健三郎くん。そんなほのぼのとした会話の中にも、なにやらピリッとした緊張感が漂っています。いや~いいですね。
『……日本の兵隊さんは勇かんで強く、シンガポールを守るイギリスの軍隊を破られた。そして、日本の兵隊さんは優しく、ゴムマリを集めて送って来てくださったのだ……。
父は仕事の手を休めると、私をジロリと見ました。そしてこういうことを言ったのです。「どこかの国の勇かんで強い兵隊が、この森の中まで攻めあがってきて(父は裏座敷の、川に面した軒に母が掛け渡している、干し柿の列を見上げました)、そのどこかの国の兵隊も優しくて、干し柿を集めて自分の国の子どもらに送ってしまうとしたら……きみはどう感じるかね?』
そのゴムマリを集めるために、とめどなく涙を流さなければならなかったアジア・南方戦地の人々、そしてその干し柿は、いまだに涙を流し続けている沖縄の人々から取り上げた思い出深い郷土であり、豊かな青い海なのでしょう……そんなことを考えたりします。
大江さんの子どもたちに向ける目はとびきり優しく、語りかけるように書いています。本の読み方や勉強の仕方だけでなく、この国のあり方、教育のこと、戦争や暴力といった、なかば大人はくらくらして考えることを放棄してしまいそうな難題についても、忍耐強く愛情こめて書いています。この本を読んでいると、そのひたむきさにハッとし、優しさにうるっとし、明るさに元気をもらい……これはまずもって大人に読んで欲しいものだな~とつよく感じました。
「……たいていの人にとっては、子どもの時から老人になるまで、自分のなかの「人間」は繋がっている、続いている、と考えていいと思います。そしてそれは自分ひとりのなかの「人間」が、日本人の、そして人類全体の歴史に繋がっている、ということですね」
自分の中にあるかけがえのない自分と、自分の中に存在する自分という他者を俯瞰するまなざし、そして壮大な時空の繋がりのなかを奔放に飛びまわる詩情……大江さんはまさに世界を股にかけた芸術家ですね♪ -
大江健三郎の小説は好きだけど、この本は子ども向けに書かれていたせいか?あまり面白いとは思わなかった。
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Eテレの「理想的本箱」で「勉強したくない時に読む本」として紹介されていたので読んでみた。難解な作品で知られる大江健三郎だが、これは子供向けにわかりやすく明快に書かれている。しかし、文章は易しいが、その内容は非常に深い。次世代の若者達に対する筆者の優しさと期待が満ちあふれている。自分が子供の時にこの本に出会あいたかったと思うが、老年になってからでも出会えてよかった。
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自分は大人だけど、たまたま手にとってよかった。
深い、頼りになりそうなところがいろいろとらえられた。 -
「ある時間、待ってみてください」
子供は取り返しつかないことなんてない
追い詰められたら、少しばかり待てばいい
必ず取り返しつくように出来ている
けれども
自殺と殺人だけは取り返しがつかない
これだけはよく覚えておきなさい -
この本は愛情でできている、と感じた。手に取ることができてよかった。
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理想的本棚より
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これってあの小説の場面じゃ?あれ、別の本ではこの出来事はちょっと違うように語られてたぞ。
繰り返し書かれて、考え直されてきた大江健三郎の体験の語りはそれがフィクションかノンフィクションかなんてどうでもいいこととも思える。作家が紛れもなく、瑞々しく分かりやすい言葉で語った素晴らしい作品。 -
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初めてマトモに読んだ著者の本。
子ども向けに著された一冊だけに、その語り口は柔らかく穏やかで平易だが、語られている内容、いや、子どもたちに向けて訴えているメッセージは、かなり骨太であり、挑戦的であり、賛否を呼びそうだ。そしてそれがまた、読み終えてみて「やはり著者は『闘う論客』なのだ」と深く頷ける。
これを機に、彼の著作ももう少し読んでみよう。 -
#木の下で今生きられぬ子らの声聞く我と会う老人の我
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優しい気持ちになる本
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平和について考えることとか
子どものことについて考えることとは。
大江健三郎さんの思想はわかりやすくていい!
あいまいなものやうわさに対して疑問を持ち、
自分で調べてみる行動力。
間違ったものを間違っていると言える勇気。
そして、相手を諭す語彙力と教養。
自分のこれまでの生き方と価値観を伝えている本だけど、
包まれるような文章力を感じた。
渋い文章書きよるで、ほんま!笑
あと、挿絵がきれい! -
初めて読んだ大江健三郎さんの本。
御自身の子ども時代の時のエピソードを交えながら、子ども、子育てについて書いている。なんとなく懐かしい感じのする本だった。 -
2017年9月10日に紹介されました!
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【2015年交換会】子どもと学ぶさちまる⇒TSUNAMI③
中3の娘のために頂きました。日頃子どもたちと向き合っているさちまるさんによる中3女子必読書?
ありがとうございました。 -
【配置場所】特集コーナー【請求記号】914.6||O【資料ID】91041586
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