椿山課長の七日間 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 3863
レビュー : 547
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643520

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて借りました。

    以前、伊東美咲さん主演で映画にもなった作品。
    死んでから七日間、中年のおっちゃんが美女の姿に転生し「やり残した事をする」お話。

    テンポよく進む流れと、憎んでも憎みきれない登場人物についつい、ぽろりときます。

    最後の最後に「ありがとう」を云ってお別れしたいですね。
    一日、一日を大切生きたい、読後はそう思いました。

  • 家族や血縁、兄弟といった浅田が変わらず書き続ける繋がりという部分がよりコミカルに表現されている。もちろん任侠もありで何とも痛快な台詞回しは相変わらずだ。

  • 蓮ちゃんが本当の両親にお礼をするシーンや、おじいちゃんが息子に嘘をつき通していたことを告白するシーンには涙したけど、佐伯知子のピュアな純情はあり得るのかと同性としてちょっと疑問。全体的には楽しめる作品。

  • 2010/9/8

  • 泣いた。
    けども、あまりにも椿山さんの奥さんがひどい。そこがモヤモヤしたまま終わったからイマイチ。

  • 40代の椿山課長は突然死する。
    そのままあの世に逝くが、この世に未練のある彼は再び7日だけ別の姿で舞い戻る。
    同じように未練のあるヤクザ、子供がこの世に戻るが、この三人が知らないうちにつながりがあって・・・というお話。

    ドタバタコメディーで軽く読めると思ったら割と含むところがあるような気もする。
    役人の事務的な対応に対する批判とか。
    内容的にはつまらなかった。

  • 激務がたたり脳溢血で突然死したデパートの46歳「椿山課長」。「邪淫」の罪に対し「反省ボタン」を押せばそのまま天国に行けるところ、納得できず、たった7日間の期限つきで現世に舞い戻ってくる。39歳の独身美女の姿で。しかも、「期限厳守」「復讐禁止」「正体秘匿」という3原則を破れば
    「こわいこと」になるという。知らなかった事実が次々に。コミカルタッチでたくさんの愛情を描く。
    浅田次郎は、「蒼穹」「珍妃」など中国モノ、「壬生義士伝」「輪違屋」など歴史モノ、「鉄道員」「地下鉄に乗って」などの現代モノ、短編も長編も本格モノもコミカルものも一級品。そんな作家他にいるだろうか。

  • 面白い本だった。
    全く違う姿に変身した登場人物たちの言動に、痛さを感じてしまった瞬間もあったが、思わず笑ってしまうシーンも多く、一瞬で読み終えてしまった。

    浅田次郎の本を読んでいると、なぜか分からないがデジャブを覚える瞬間が非常に多い。今回は「人間の証明」を思い出した。物語の状況は少し似ているだけだけど。

    今作はSFとは言わないまでも、現実離れした話であったが、だからこそ有り得ない出来事を楽しむことが出来た。中でも佐伯知子は物語の中で非常に良い役割を果たしていたと思う。思えば、彼女自体が有り得ないのではないか。魅力的で、頼りがいがあって、優しさを持った女性が、しょうもない男(実際の椿山課長は素晴らしい人間であったが)を待ち続けるなんて、現実的には有り得ないはずである。

    だがもし椿山課長と佐伯知子が結婚するのであれば、この小説は生まれる余地もないのだから、実際には有り得てしまったのである。
    運命の人(これから出会うかもしれないし、今までに会った人かもしれないし、最悪そんな人がいないかもしれないが)と健康に気を付けて、これから生きていこうとふと考えた。

  • 盂蘭盆好きにはたまらないT^T

  • 人間の死後の世界は誰しも考える世界である。そんな世界を描き、また人間関係がつながっていく。その部分が大変興味深い。

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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