椿山課長の七日間 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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レビュー : 547
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643520

感想・レビュー・書評

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  • 一丹=伊勢丹 四越=三越 横島屋=高島屋 リーク 弔い合戦 醜聞しゅうぶん フラッグシップ 東からは宮益坂が、西からは道玄坂が降っている。その谷間に、山手線と明治通りが走っていた。今は暗渠になってしまった渋谷川も、入店した頃は饐えた臭気を放つ泥川だった。 春の小川 ナーバス 痕跡 冤罪 邪婬の罪 ボールペンを弄ぶ音が聴こえる。 赤とんぼ 献杯 浪花節はやめ。柄じゃないわ 縁故採用者 まるっきり呉服屋の丁稚 僭越 恋供養 演歌のタイトル オフレコ 拘禁ノイローゼ 円山町のホテル街 噂には尾鰭がつく 人間は「ありがとう」を忘れたら生きる資格がないんだよ。 白金台の木立に目を細める ロココ 身体捜検 文化的相似 起居動作ききょどうさ 明鏡止水 既成事実は必ずしも正義じゃない アナログなお母さんはディベートが出来ないらしい 仁義なき戦い スピリッツ・アライバル・センター(SACサック)浅草公園六区 やくざの組長武田勇 根岸勇太 緊急避難 シベリア 極楽浄土 よみがえりキット

  • 自分を客観的に見ることは難しい。オイラは自分が大好きだから。確かに死んでしまったらやり残したのもなんてないと思う。そう思うのは本人だけ。死んでからでないとわからないけど、少なくとも生きているうちにやれることをやっておきたい。学校や職場で評価されることは避けられないけど、家族の評価を知るのはちょっと怖い。生きているうちはもちろんだけど、死んでから覗きにいく勇気はオイラにはない。

  • 不慮の死により現世に想いを残す死者達が、一週間だけこの世に戻る物語。

    妙に役所的な死後の裁きや、全く異なる姿で現世に舞い戻るところなど笑いどころがいっぱい。
    それでいて思わず涙してしまう感動的場面もあり。
    気になったのは、構成がうますぎるところと小説的すぎる(リアリティを感じない)ところ位。

    本作の主人公と言える死者を3人にしたところが良い。
    話に幅が出て死者の人生が交錯するところなど、連作小説を読んでいるかのよう。

  • 浅田次郎作品で好きな「蒼穹の昴」からは想像できないSFファンタジーで、星新一の作品に似ている。死後の世界を軽やかに描いており読み始めは引き込まれたが、読み進むにつれ徐々に違和感を感じて最終的には後味の悪さが残った。絶賛されているレビューが多いのも意外であった。

  • あっという間に読み切ってしまえる、テンポの良い作品だった。

    死んだ後の、自動車教習所のような場面に和み、天界にもお役所仕事があるという設定がユニークだった。

    地上に戻った三人の、三者三様のストーリーは、死者となって気付くことの切なさを感じた。

    最終的に、課長のお父さんがこわいことになるという結末は、わからなくもないが、辛い!

    正義感とは辛い!

    人の役に立つことを生きがいにするとは、簡単に口にできる言葉ではないのかもしれないと思った。。

  • 人と人との関わりが丁寧に描かれていて、
    すごく良かった。

  • 死ぬまでわからにこともある。死ぬまで知らないほうがいいこともある。

  • 初、浅田次郎さん。
    装丁はとってもかわいくないけど、中身はおもしろかったです(^^)
    死んじゃった人が、現世に未練を残していて、初七日の間だけ戻ってくるっていう話なのですが、
    やっぱりそういう設定だと未来がなくて、悲しい気持ちがずっとありました。
    解説の人が、このお話は家族の喪失をうめる話だと書いてましたが、陽ちゃんだけはその通り、いろいろを受け入れて生きていけるといいと思いました。

    ヤクザの仁義?っていうのをはじめて知りましたが、なんか言葉づかいとか興味深かったです。

  • どうも浅田次郎は何を読んでもしっくりこない。本作もラストが唐突だし全員救われたって訳でもないし、椿山父とばっちりだし、椿山本人影薄いし、不完全燃焼のまま終わった。何だろうなー、何か合わないんだろうなー。でも家に転がってるし有名だし物凄くあっさり読めるから、また何か読んじゃうんだろうなー。

  • 面白かった

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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