椿山課長の七日間 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 3861
レビュー : 547
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643520

感想・レビュー・書評

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  • 電車の中で読んでました。面白かったです!

  • 冒頭の「地獄八景」みたいなところがよかった。それにしても椿山課長はなぜこんなにもてるのか。

  • 有名だけど、多分初めて読む作家さん。死んでから、皆がそれぞれいろんな秘密を持っていることがわかってしまう。
    この椿山さんは、知ってよかったではないかと思った。

  • ベタすぎる物語です
    だからこそ「うるっ」ときます

    主人公は三人

    一人目は、椿山和昭
    享年四十六歳
    法号「昭光道成居士」
    家族のために一生懸命働くお父さんであります
    しかし、志半ばで過労死
    心配なのは年老いた父に若い妻、小学生の息子
    家族に言っておかなければいけないことがあると現世に舞い戻るのですが
    家族それぞれの秘密が明らかになって・・・・・・

    二人目は、武田勇
    享年四十五歳
    法号「義正院勇武侠道居士」
    テキヤさんの組長です
    人間違えで殺されてしまった彼にはかわいい子分たちがいます
    自分が居なくともまっとうに生きて欲しいと現世に舞い戻るのですが
    自分の殺された理由が明らかになって・・・・・・

    三人目は、根岸雄太
    享年八歳
    法号「蓮空雄心童子」
    交通事故で死んだ彼は育ての親、そして、生みの親に感謝の気持ちを伝えるために現世に舞い戻るのですが
    育ての親と生みの親の正体が分かって・・・・・・

    あの世から見るこの世は見てはいけない物まで見えてしまうのです
    現実がどうあれ、自分の愛した人たちであります
    無償の愛の形であります

    別々かと思われた彼ら三人の現世での生活
    実はちょっとした接点が見えてくるところでお話はクライマックス!!
    椿山課長さんのお父さんに拍手でありました

    やさしい気持ちになりたい方
    お勧めの一冊です!!!

  • 浅田次郎は鉄板ですね!ゼッタイ泣ける、ゼッタイはずれがない。不慮の死をとげたデパートマンとヤクザと小学生の3人。この世の未練を清算するために3日間だけ時間を与えられて、あんなことやこんなことが起きるわけですが、最後はさすがの浅田節で感動、感涙。泣かせて笑わせる浅田さん、あなただけはゼッタイ冥土にいかないで!わたしが生きてるうちは!!

  • 壬生義士伝が素晴らしかったので、次に手に取ったのがこの本。鉄道屋と同じようなSF調の設定に、徹底した家族愛を描いた作品。
    椿山の父親を描くことで、死して尚、「無私」、「無欲」を貫くことの人間の器の大きさを作者は描きたかったのではないか。 翻って自分自身の器の小ささ は如何に。

  • すっごくよかったんですが、ラストがいけない!人殺しが許されてちょっとルール破った人が「こわいこと」になるなんて許せない!どうにか出来なかったかなぁ…。

  • ファンには物足りないけど、浅田節入門編には
    ちょうど良さそうな取っ付きやすい作品です。
    まあおれは社長なんだけどね。hehe

  • 死後の世界の描写が面白い。切り口はいいけど個人的にはイマイチ。

  • やたらシステマティックなあの世とこの世の間。
    生前に犯した罪を認め、ボタン一つ押すとあの世へ送られる仕組みは思わず笑ってしまいましたが、椿山は若くして亡くなったため未練たっぷり、罪も納得ゆかず、意義申し立てをして、7日間別人の体をかりてこの世に戻ってくる事になります。慌ただしく生きてきた時には見えていなかった、悲しい事やつらい事、嬉しい事などを別人格をとおして見つめ直す七日間です。
    くすっと笑えて、浅田さんの描く得意の魅力的な仁義の世界も楽しめ、ほろっと泣ける所もある。少々知らずにいた方が良かった事実が多くて複雑な気持ちになったとはいえ、バランスのとれた内容ではあるのだけど、そういう予定調和的な流れがありながら、甘やかさない著者の風刺をきかせたようなラスト。ファンタジーっぽさもありながら苦味もある読書でした、

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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