にぎやかな湾に背負われた船 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
3.10
  • (0)
  • (5)
  • (12)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 81
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643537

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大好きな小野正嗣さんの本。

    「にぎやかな湾に背負われた船」おもしろかった。

    なかなか重たい物語だった。この物語の語り手は女子高生の“わたし”だけれど、キーマンというか実際の(インパクト的な意味での)主人子はトシコ(トシコ婆)と川野先生(川野格)だと思った。

    閉鎖的な漁村。あまりにも濃密なムラ社会。
    ちょっと魚の腐臭が漂ってきた。

  • 書きたかったと思われることはなんとなくわかるし、凝った構成だけど、
    文体とか表現とか、好みじゃない。
    とりあえず人物的に吉田先生は完全アウト。炎上でしょ。

  • 『文献渉猟2007』より。
    蒲江が舞台。

  • Ono's second novel, which he wrote at a Claude Mouchard’s apartment, features appealing characters like the drunk who visits his neighbor every day and the corrupt cop cozying up with local crime bosses, as well as the ordinary citizens of a sparsely populated village in Japan.
    The novel, which was also translated into Vietnamese, won the Mishima Yukio Prize and one of the judges praised the author as a combination of the two masters of magic realism, Columbian Gabriel García Márquez and Japanese Nakagami Kenji.

  • 地域・地方の集合体が日本であり、それ自体にやはり力はあるのだ。むしろ排他的な強制力ではあるが・・・。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1970年大分生まれ。東京大学大学院単位取得退学。パリ第8大学文学博士、現在、明治学院大学文学部フランス文学科専任講師(現代フランス語圏文学)
著書に『水に埋もれる墓』(朝日新聞社、2001年、第12回朝日新文学賞)
『にぎやかな湾に背負われた船』(朝日新聞社、2002年、第15回三島由紀夫賞)

「2007年 『多様なるものの詩学序説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野正嗣の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
サン=テグジュペ...
三島由紀夫
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×