シンセミア〈2〉 (朝日文庫)

著者 : 阿部和重
  • 朝日新聞社 (2006年10月発売)
3.75
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  • 23レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643780

作品紹介

神の町に"神"は存在しないのか。自殺、事故死、行方不明と事件が相次ぎ、放火や地震が住民たちに追い打ちをかける。町に流れる不気味な噂、ひそかに張り巡らされる監視網、そして訪れる審判の時とは?伊藤整文学賞と毎日出版文化賞をダブル受賞した傑作長篇第2弾。

シンセミア〈2〉 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • また一気に読んじゃいました。登場人物はめちゃくちゃ多くて、名前を聞いても全然分からないんだけど、その物語を読んでいるうちに、それまでの経過も一緒に思い出せるという、それって凄いことですよね。人物の造形がしっかり出来ていて、なおかつそれぞれが個性的でないと、なかなかそうはいかない。最終的な落としどころがまだ朧気にしか見えてきませんが、それだけこの後も楽しめるってこと。今後の後半戦、ますます楽しみになってまいりました。

  • 4へ

  • 最初はそんな町あるか!と思っていたが、だんだん面白くなってきた。

  • 【本の内容】
    <1>
    20世紀最後の夏、神の町で何が起きたのか?

    『ニッポニアニッポン』や『グランド・フィナーレ』につらなる“神町クロニクル”の壮大な幕が開く。

    伊藤整文学賞と毎日出版文化賞をダブル受賞した本作は、デビュー10年にして到達した著者最高の傑作長篇である。

    文庫オリジナルの神町地図と年表を収録。

    <2>
    神の町に“神”は存在しないのか。

    自殺、事故死、行方不明と事件が相次ぎ、放火や地震が住民たちに追い打ちをかける。

    町に流れる不気味な噂、ひそかに張り巡らされる監視網、そして訪れる審判の時とは?

    伊藤整文学賞と毎日出版文化賞をダブル受賞した傑作長篇第2弾。

    <3>
    大型で強い台風8号が神町を直撃した。

    大雨、土砂崩れ、道路冠水、さらに床上浸水へと進み、町の商店街は水没する。

    未會有の洪水のさなかに発覚した忌まわしい事件の真相とは?

    そして荒廃する人の心はいったいどこに向かうのか?

    待望の文庫化第3弾!

    文庫オリジナルの人物相関図と年表と収録。

    <4>
    不穏な事件が相次ぎ、未會有の災害にも見舞われて、神町の夏は悪夢のうちに過ぎようとしていた。

    暴かれる秘密の関係、呼び戻される恐るべき過去…いったい誰が神の怒りに触れたのか?“神町クロニクル”は大団円に向け疾走する。

    著者最高の傑作長篇、ついに全4巻完結。

    [ 目次 ]
    <1>


    <2>


    <3>


    <4>


    [ POP ]
    劇的に滅びるのではなく、誰も気付かないところで少しずつ壊れていく町が描かれる。

    俯瞰的な描写はほとんどないので、読者はさまざまな登場人物たちの目を通して滅び行く町の光景を目にすることになる。

    ビデオ撮影サークル(実態は盗撮サークル)のメンバーたち、ロリコン趣味の警察官、夫を愛さずに結婚した妻……。

    彼らは自らの欲求に従って行動しているだけなのだが、町に組み込まれたどうしようもない歪みに知らず知らずのうちに影響されているようにも見える。

    そして、大きな事件が起きる。もはや何が狂っているのかもわからないまま、人々は目の前のことを懸命に片付けようとする。

    おかしいと気付いても何もできない無力感。

    暗い部分から目を背け、うしろめたい趣味に夢中になる人々。

    どこか他人事のように起きる数々の事件。

    このやるせなさ、絶望感が精緻な描写を通して伝わってくるように思った。

    私たちが今生きているこの国も、いつかこのような滅びを迎えるのだろうか。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 荒んだ登場人物ばかりで少しメゲてきた

  • 閉塞的な東北の田舎町でストーリーはどんどん膨らんでいく。すごい力技。先が気になる。

  • 阿部和重再読第六弾。

    Ⅰ巻同様に、話はひたすらに広がっていく。
    阿部氏独特の文体に脳みそが侵されていく。。。

  • 事件の真相を明らかにする方向に何故か進んでいかない第2巻。
    続きが非常に気になる。

    びっくりするくらいグロテスクな表現もあるし、どうしたって楽しい話にはなりそうもないのに不思議と面白い。
    なんだか分からないおかしみがある。
    なんだろう…不思議だなぁ。

  • シンセミア 全4巻中の2巻目。
    小さな東北の町で起きる事件。
    少しずつきな臭くなっていく。
    後半が楽しみ

  • だんだんわかってきた。これは神町で起こった「パルプ・フィクション」なんだな。

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