日本ノ霊異(フシギ)ナ話 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 63
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643889

感想・レビュー・書評

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  • 詩を書いている人が書いた本なだけあって、すごく…感情的と言うか、印象的と言うか、濃い文体だった。

    元ネタ知ってればもっと楽しめたのだろうか?

    えろいしぐろいけどえろくないしぐろくない気もする。不思議な作品。

  • 表紙からも多少分かるが、性的描写やグロテスクな表現が多い。けれどもねっとりした描写の仕方ではなく、どこかからっとした感じのある文章の書き方だったので内容の割には読後感も良く、好感を持った。個人的にはR18指定の漫画よりも官能的だと思う。

  • フシギでアヤシク、異世界にまぎれこんだ感じ。日本霊異記、読んでみたくなった。

  • 腐敗した屍の肉であったり、女または男の性液(精液)であったり、かつて体から流れ出た生臭い血であったり、この本全体から、酷く粘着性の強いぬちゃぬちゃしたものを感じる。
    それらは濃厚な死臭を撒き散らせながらも、今生への糸を引くような未練をも感じさせ、少し泣けてくる。
    伊藤の言葉を「即物的な営み」と表し、即物的女性観を語る津島佑子の解説もとても良い。

  • 人間、結局のところは「愛欲」に生きるものなのでしょうか。生々しいけどグロい感じはせず、あまりにもあっけらかんとしているのでいやな感じはないけれど、心動かされるところも特になく。伊藤比呂美はどこへ行こうとしているのかしら。

  • 2007/8/20購入

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著者プロフィール

1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。性と身体をテーマに80年代の女性詩人ブームをリードし、同時に『良いおっぱい 悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。近年は介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)『犬心』『父の生きる』、お経の現代語訳に取り組んだ『読み解き「般若心経」』『たどたどしく声に出して読む歎異抄』を発表。人生相談の回答者としても長年の支持を得ており『女の絶望』『女の一生』などがある。一貫して「女の生」に寄り添い、独自の文学に昇華する創作姿勢が多くの共感を呼んでいる。現在は、熊本と米国・カリフォルニアを拠点とし、往復しながら活動を続けている。

「2018年 『たそがれてゆく子さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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