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- Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022643933
感想・レビュー・書評
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何回読んでもおもしろい。
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数年前に新聞連載時にリアルタイムで読んだが、文庫で再読。 夏目漱石の意匠を借りたSF。「我輩は猫である」の続編として「地底旅行」を書くなんて、このアイデアだけで破格だが、 なにしろ丙三郎とサトのキャラクターが秀逸。 キャラ萌え小説としてもめっぽう面白い。 奥泉の作品では「猫殺」が最高傑作だと思っていたが、 これも甲乙つけがたいぞ。続編が早く読みたいものだ。
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時空間を自在に移動する奥泉光文学。
今回はお得意の明治時代を舞台にした地底旅行。
僕にとっては地底旅行といえば、エドガー・ライス・バローズのペルシダーだけれど、これはジュール・ヴェルヌの地底旅行を下敷きにしている(らしい。ヴェルヌを実は読んだことがない)。
この小説は、朝日新聞の連載小説で、連載当時の作者の意気込みとかはそういえば読んだ事があったなあ。
でもよく連載していたなあというのが正直な感想。かなり破天荒なSFですよこれは。読めば面白いけれど… -
宇宙オルガンが再登場.ヴェルヌの「地底旅行」を下敷きにした痛快SF冒険パロディ小説.
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