新・地底旅行 (朝日文庫 お 53-1)

著者 :
  • 朝日新聞社
4.31
  • (7)
  • (3)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643933

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何回読んでもおもしろい。

  • 数年前に新聞連載時にリアルタイムで読んだが、文庫で再読。 夏目漱石の意匠を借りたSF。「我輩は猫である」の続編として「地底旅行」を書くなんて、このアイデアだけで破格だが、 なにしろ丙三郎とサトのキャラクターが秀逸。 キャラ萌え小説としてもめっぽう面白い。 奥泉の作品では「猫殺」が最高傑作だと思っていたが、 これも甲乙つけがたいぞ。続編が早く読みたいものだ。

  • 時空間を自在に移動する奥泉光文学。
    今回はお得意の明治時代を舞台にした地底旅行。
    僕にとっては地底旅行といえば、エドガー・ライス・バローズのペルシダーだけれど、これはジュール・ヴェルヌの地底旅行を下敷きにしている(らしい。ヴェルヌを実は読んだことがない)。
    この小説は、朝日新聞の連載小説で、連載当時の作者の意気込みとかはそういえば読んだ事があったなあ。
    でもよく連載していたなあというのが正直な感想。かなり破天荒なSFですよこれは。読めば面白いけれど…

  • 宇宙オルガンが再登場.ヴェルヌの「地底旅行」を下敷きにした痛快SF冒険パロディ小説.

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

作家、近畿大学教授

「2011年 『私と世界、世界の私』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奥泉光の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×