大人の友情 (朝日文庫 か 23-8)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 405
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022644329

作品紹介・あらすじ

あなたは友人の出世を喜べますか?人はなぜ裏切るのでしょう?夫婦、男女、そして上司と部下の友情とは?人生を深く癒し、温かく支える「友情」について、臨床心理学者としての豊富な経験と古今東西の文学作品からときほぐす、大人のため友情論。

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌でおすすめされていたので読みました。
    大人になってからの友達の作り方を期待していましたが、友情という言葉の解釈でした。

    頭のいい人は友達が少ない、それは他人の欠点が人より多く見えてしまうから。というのが印象的でした。

  • ちょっと難しいかな~と恐々読み始めたけど、切り口が身近というのと、1つ1つが短いのもあってとても読みやすかった。

    うんうん、そうだよな~。と思うような内容がたくさん。自分や周りの環境を振り返りながら、人間として大切なことを改めて考えさせられました。

    本文より↓
    友人とは「夜中の十二時に、自動車のトランクに死体を入れて持ってきて、どうしようかと言ったとき、黙って話に乗ってくれる人だ」

    外からみて批判し、非難する以前に、内側に共にたって感情をわかちあう、やさしさが友情を支える

    悪を許容するわけではないが、それでも何とか関係を続けてゆき、変化を期待し続ける態度に支えられて、子どもは成長してゆくのである

    人の死に対しては「喪」が必要だ。

  • 同一視の部分、なるほどと思った。やってしまいがちなので、一歩引いて自分を見つめたい。
    そして、結婚においては茶呑み友達のような相手を選びたいな〜(笑)

  • 読み返すごとにいろんな発見のある良書。

  • しみじみと身体に染みる、読むと落ち着く語り口。

  • とても個人的な事ですが「友人」とはなんだろうか…と思うことがあり本書を読みました。友情だけでなく人間同士の色々な関係について述べられていて本当に読んで良かったです。白州正子氏とのエピソードとアメリカの分析医の先生とのエピソードが特に心に残りました。

  • 三葛一般158||KA

    男女・師弟・夫婦・上司と部下の友情ってどんなものなのでしょうか?
    大人の友情とはどんなものだと思いますか?
    臨床心理士としても、活躍されていた河合隼雄氏が豊富な経験や文学作品を紹介しながら、優しい言葉で、私たちに友情について語りかけてきてくれます。正解のない友達関係に悩んだとき、おすすめしたい1冊です。
                                  (うめ)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=80671

  • 鮮やかな新しい発見とかはないけど、読んで再認識してちょっと心落ち着く感じ

  • 親友と呼べる人間は結局のところS1人しかいない。学生時代に寮生活をしていたので、今でもつながりのある友人は複数いるけれど、本当に気兼ねなく何でも話せる相手は1人だと思う。中学・高校時代の友人とは全く会うことがない。最近は、FBで出会うこともあるのだが、何をどう会話していいのかもわからない。「男女間に友情は成立するか」というテーマで1章さかれているが、結局どうなのだろう。何とも結論は出ない。私にはどうも成り立つと思えない。「友情と同性愛」肉体的なものでないと言われても、どうしてもそう想像してしまう。すると、毛深いSのことが頭に浮かんでそれ以上考えられない。ありえない。悩みを抱えた長男が中学時代の友人にメールをした。自分の思いは分かってもらえなかったようで、憤っていた。「裏切り」とでも感じたであろうか。友情というのはどこかで破綻をきたせばそれっきりになってしまうこともあるだろう。その点、肉親はやはり切るに切れないものがあるように思う。ならば夫婦はどうなんだろう。離婚した後の夫婦に友情が成り立つということはありうるのかもしれない。

  • ユングの箱庭療法を日本に取り入れ、民間人として文化庁長官にもなった河合さんの読みやすい友情論。
    本当に頭の良い人の文章って、シンプルで読みやすいんだよね。
    文化ごとに違う友情表現の紹介とか、とても面白かったです。
    友だちも数じゃなくて質だよね!

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著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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