震度0 (朝日文庫 よ 15-1)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 233
  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022644350

作品紹介・あらすじ

阪神大震災の前日、N県警警務課長・不破義仁が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか?本部長をはじめ、キャリア組、準キャリア組、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が複雑に交差する…。組織と個人の本質を鋭くえぐる本格警察サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    阪神大震災の前日、N県警警務課長・不破義仁が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか?本部長をはじめ、キャリア組、準キャリア組、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が複雑に交差する…。組織と個人の本質を鋭くえぐる本格警察サスペンス。

    これ出たとき評判がいまいちでしたが、こんな小説横山氏でないと書けないと思います。感情移入できないという意見が大方ですが、そりゃそうですこれは感情移入する本ではなくて、大災害よりも警察の体面を重要視する組織の体質を抉る怪作だと思います。これだけ深みが有る警察小説はそうそう無いと思っています。

  • それぞれの思惑が笑っちゃうほど交錯する。最後のセリフとその希望にちょっとだけ救われる。
    横山先生の本で好きなところは、仕事で怒る男達。みんな熱い。

  • 阪神大震災の前日、N県警警務課長・不破義仁が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか?本部長をはじめ、キャリア組、準キャリア組、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が複雑に交差する…。

  • あー、おもしろかった!
    おなかの底から、腹が立ったり切なくなったり、それだけ登場人物がリアルに人間味があるってことだよね。
    登場人物多いなぁと思って相関図みたいのをメモしながら読んでたけど、必要ないくらいみんなわかりやすかった!
    横山秀夫先生の本は刑事ものをよく読むので、どうしても刑事部に思い入れが強くなっちゃいますね。

  • 登場人物が全員ぼんくら。
    ただ、組織やメンツ、家族を背負って皆一生懸命になるけどなんだかヘンテコになるのはサラリーマンやっててもあるので共感した。

  • なんの因果か 震災の日にこの作品を読み終わった
    何があっても 人は生きていく…

  • 警察内部のごちゃごちゃ、権力闘争、マウントの取り合い。県警本部と官舎を舞台にしたグランドホテル形式なんだけど、どいつもこいつも一癖あるし、過去に抱えた色んなものが絡まり合って、流石に読ませる。でも誰にも感情移入出来なかった。神戸の地震と同じタイミングにしたのは完全に活きてない気がした。ラストの激震から、のくだりは痺れたけどね。

  • 震災が起こったまさにその日、ひとりの男の失踪を機に
    世の中で何が起こっていようが、組織の体裁が第一、
    ならまだ最悪の中でもましな方で、徐々に
    自らの保身、組織の中で、他人を蹴落とす、
    出し抜き、勝者になるという個人の欲が
    ギトギト・ドロドロ、複雑に絡みあい。。。
    男は男で、女は女で、ある世界の中で力を持つ者に
    なろう・そのサイドつこう、点数を稼ごうとしたり、
    頑なに線引きをしたり、
    男女関係、男の欲望、女の欲望も背後の味付けとして
    用意しながら、本当に狭い(狭くないけど)限られた
    世界の中で個人の欲を、薄汚れたように描いている。
    で、自分の心配ばかりしかしていない登場人物をよそに
    震災という一大事のなか、他人の心配、組織の存在を
    強く意識していた男が狂った視野を正常気味に戻して
    事件もようやく落ち着きを迎える。
    抱えきれないほどの欲望を背負った男の失踪の
    真の原因と真の結末は?
    「こんな時だからこそ」と言えない組織の中での
    男の意地とか面子というのが物事を徒に複雑にしている
    のだなぁ、そこは共感できるかな。
    それにしても警察ってこんなに個人の欲が
    そして男女の複雑な関係が閉鎖された組織の中で
    現れる場所なのだろうか。

  • 話の流れに乗るのに苦労した。ようやく面白いと思えるようになったのは、半分以上読んだ辺りから→おそらく、登場人物の読み分けが出来てなかったからかと。
    それにしても。
    阪神大震災が起きた最中、一体何やってんだ!!!
    N県警幹部は馬鹿ばかりでがっくりくる。不破さん、嫌気がさして失踪したんじゃないかと思ったわ。
    イライラしながらも最後まで読んだので、それなりに面白かったんだろうな。

  • 阪神大震災の当日、ひとりの警察官が失踪した。
    本部長や刑事部長、キャリアにノンキャリ。
    官舎に住む、警察官の妻たち。
    ややこしい人間関係。。。
    理解して読むのに苦労したけど、
    最終的には、愛情のもつれが人を誤らせるっていう、そんな気がした。

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プロフィール

横山 秀夫(よこやま ひでお)
1957年東京都生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業。1979年に上毛新聞に記者として勤務。『ルパンの消息』でサントリーミステリー大賞佳作を受賞したのをきっかけに退社。以後フリーランスライターとして活動。
1998年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞し小説家デビュー。2000年『動機』で第53回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。2002年『半落ち』が「このミステリーがすごい!」1位となり、第128回直木賞候補作となるが、そこで起きた様々な論議から、直木賞決別宣言を出すに至る。『半落ち』は2004年に映画化されて高い評価を得ている。
その後、2004年『クライマーズ・ハイ』で第1回本屋大賞第2位、映画化されヒット。2013年刊行の『64(ロクヨン)』で第10回本屋大賞第2位、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」各1位を勝ち取り、大ヒットとなった。

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