街道をゆく 4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022644435

作品紹介・あらすじ

山伏や願人坊主など、信抑の古層を一枚ずつ剥いでいく「洛北諸道」、源義経や明智光秀が馬を進めた途をたどる「丹波篠山街道」、戦国の世にひときわの光芒を放った自由都市をしのぶ「堺・紀州街道」など、小さいながらも趣ある五つの旅。折からの列島改造ブームが、歴史の堆積深い風土を壊していくことへの警鐘を、著者はいち早く鳴らす。

感想・レビュー・書評

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  • 猫が泣いた話が一番印象に残ってしまった‥‥笑
    常照皇寺の櫻はいつか見に行きたい。

  • 1978年(週刊朝日初出1972~73年)刊。

     辿るは洛北街道。奥美濃の郡上・白川街道。丹波篠山。堺(紀州街道北部)。越前・北国街道。
     白川・赤尾、僧でないのに浄土真宗を広めた道宗の足跡、堺の自由貿易港としての歴史的意味など、お目にかかれない叙述も多い。
     また、地方の模様を描き出すと、あちこちの真宗の広がり具合が具体的に響いてくる。

     しかし、食べ物ネタで、酒を入れた深皿に焼き岩魚を入れたコツ酒を、編集者だけが食べたのは兎も角、堺の某著名蕎麦屋は行ってみたら定休日だったというオチには…。わざわざ書かずも…。

  • 転勤先の富山が終着点の旅「白川街道」が目当てで買ったのだけど、「洛北街道」の章がいちばん面白かった。応仁の乱を「日本史における、中世から近世の過渡期としての地殻変動」としてとらえ、フランス革命とのアナロジーで論じていくところが白眉。

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著者プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

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