街道をゆく 11 肥前の諸街道 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版 (2008年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784022644565

みんなの感想まとめ

歴史や地理に対する苦手意識を持つ読者でも、深い理解を得られる内容が魅力です。特に、著者が描く唐津や虹の松原を通じて、商人の町の文化や歴史的背景が丁寧に解説されており、読者は新たな視点を得ることができま...

感想・レビュー・書評

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  • 本当は読み終わってない。
    唐津に行くから、唐津のとこだけ読んだ。
    日本史も、日本の地理も苦手だ。
    ちゃんと10代に勉強しなかった。

    そんなこんなで、ゼロからの肥前。

    とにかく歴史を知らないもので、学ぶしかない。
    そんなこんなで、虹の松原。商人の町だからこそという言説。面白い。私はどうも、この20年の生活で、商人の考えになっているらしい。当たり前だけど、なるほどと気づく。

  • 著者の大きな関心事である、日本を大きく変えた外国(モンゴル帝国と、ポルトガル、オランダ)との接触に焦点が当てられていて、歴史の勉強になる。平戸と出島の違いも興味深かったし、外国と接した瞬間に浮き彫りになる日本人の特殊性みたいなことも、批判と同情とを交えて語られていて理解しやすい。
    『街道をゆく』の旅に必ず同行されている須田画伯についての言及も微笑ましく読みました。
    個人的には、九十九島を案内すると言って憚らない地元の友人に閉口し、ついにその強情に屈して案内されるものの、「絵葉書めいた光景」と淡白そのものの感想を不機嫌に洩らしているのが可笑しかった。

  • 地元唐津のことを司馬先生が書いた文があると知って読んだ。「虹の松原」の語源が「二里の松原」という即物的な内容だったのが、唐津人の文化性から今の名前になった、と説くくだりはおもしろかった。

  • 王直が平戸にポルトガル船を引っ張ってきた
    関東期限の長崎甚左衛門が長崎を支配していた(大村の法が大きい)
    秀吉はキリスト京をking板野はイエズス会が自社の破却を進めた事が大きな原因 過去帳等庶民管理の行政的役割を理解しなかった
    大村純忠は長崎をイエズス会に割譲していた
    もし禁教なくカトリックの交流が続いていたならば長崎はマカオ化?
    ポルトガル来航時代にすでに九州には焼酎が存在
    これを熱して消毒に使用することで紅毛流外科が成り立ち多くの命を救った
    薩摩ではカライモ 平戸ではサツマイモというように薩摩に先にサツマイモは来ていた(唐→沖縄→薩摩→長崎の順?)

  • 長崎に土地勘がないからかわかりづらく、読み終わるまでに時間がかかった

  • 今まで司馬遼太郎はちゃんと読んでないから、まずは紀行エッセイでもと読み始めて11冊目まで来ました。なんか巻を追うごとに紀行の部分よりも司馬さんの思索の部分が増えるようですが、ここ30年ほどの歴史の進歩が激しすぎて、そんな古びた考えを延々と書かれましても……と思ってしまいますが45年前の本なので仕方がないです。平戸に宿が取れて一泊してくれていれば、もう少し紀行の部分が増えたのかも?

  • キリスト教の歴史についての講義を受けているようで、集中出来なかった。

  • 最高に面白い。長崎の歴史本はまだ面白い本に出会えていなく、教科書っぽい本が多い。それゆえ、長崎学ぶ際の副読本として最高。旅行も横道にそれたり、話も横道にそれたりで、面白い。

  • 14/11/27読了 20/4/23再読

  • 小生はまだ九州に上陸したことがない。長崎というとエキゾチックな感じがするが、ここから世界史を俯瞰するというのは、司馬史観はすごいと再認識した。

  • 文化の取り込み方にも日本人の独自性が顕われる、ガラパゴス化とは古来日本の文化の受け入れ方のことだろう

  • 肥前は現在の佐賀県と長崎県。元寇、倭寇、秀吉の朝鮮出兵前線基地、そしてポルトガル船やスペイン船が到来した平戸、言わずと知れた長崎出島。古来よりあらゆる意味で海外に開かれた地であった。長崎領主の甚左衛門にちと感動。あ~行ってみたい。

  • 「島原・天草の諸道」に続いて読むと、いっそうおもしろい。
     本の内容とは関係ありませんが、このシリーズでその地域の地図が都度含まれている作品とまったく地図が含まれないのがあるのは、何で何でしょうか?

  • 今回の著者の旅は、元寇の痕跡とキリシタンの足跡を求めて博多湾から反時計回りに長崎までをゆく。

    このシリーズを読んで毎回思うのだが、このタイトルにもなっている「街道」とは、著者の膨大な知識の織りなす思索の街道ではないか、ということである。
    そして読者はその思索の跡を辿ることによって著者の頭の中にのみ存在する街道を追体験するのである。

    今回の街道ではシリーズには珍しく、現実に翻弄される著者の姿がユーモラスに描かれる。
    地元の案内人が意に染まぬ所を案内するのを断り切れず、もくもくとついて行くしか無い著者。またある入江を見たいが為に、場末の遊園地への入場を余儀なくされる。

    でもそこで展開されるのもまた、思索の街道なのである。

  • 購入:2008/10/25、読了:-/-/-

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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